「お前は刑務官の服着たお人形さんや」と同僚からパワハラ、上司からキス…1審判決を変更し賠償命令(2022年9月2日 読売新聞オンライン)

「お前は刑務官の服着たお人形さんや」と同僚からパワハラ、上司からキス…1審判決を変更し賠償命令(2022年9月2日 読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220902-OYT1T50110/

高松刑務所に勤務していた職員が、同僚や上司からのパワハラやセクハラが原因でうつ病となり、休職に追い込まれたとして、国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決があり、高松高裁は、時効が成立しているとして請求を棄却した一審判決を変更し、国に慰謝料など計226万円の支払いを命じた、とのことです。

報道によりますと、以下のような経緯になります。

  • 提訴したのは、高松刑務所に勤務していた30代の女性職員。
  • 2013年4月、女性は刑務官として高松刑務所に配属。
  • 2013年11月、同僚から「仕事せんやつ大嫌い。お前は刑務官の服着たお人形さんや」などと約30~40分間罵倒された。
  • 2013年12月、職場の忘年会の帰り道で、男性上司からキスをされた。
  • 2014年1月にうつ病と診断された。
  • 2015年4月に自殺を図り、その後休職。
  • 2018年10月、公務災害に認定された。
  • 国に損害賠償請求訴訟を提起したが、一審の徳島地裁では時効が成立しているとして請求が棄却された。
  • その後控訴し、高松高裁では、同僚らの行為を「指導の域を超えたパワハラまたはいじめで違法。セクハラは明らか」と延べ、また2018年10月の公務災害認定で「女性が現実に損害を認識したというべき」とし、「消滅時効は完成していない」として、一審判決を変更し、国に慰謝料など計226万円の支払いを命じた。
  •  高松刑務所の清瀬猛総務部長は「判決内容を精査し、関係機関と協議した上で適切に対応したい」としている。