ハラスメント

「こういう職員になるな」と能力否定の発言繰り返す…県が課長級職員を減給処分(読売新聞)

「こういう職員になるな」と能力否定の発言繰り返す…県が課長級職員を減給処分(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201223-OYT1T50133/

兵庫県は、部下の職員にパワーハラスメントを繰り返したとして、課長級の男性職員2人を減給処分とした、とのことです。

記事によりますと、以下のようなパワハラがあったと言います。

課長級職員A:

  • 複数の職員に、勤務時間外に資料を要求した
  • 「こういう職員になってはいけない」などと特定職員の能力を否定するような発言を繰り返した

結果、部下2人が病気休暇を取得する事態になった

課長級職員B:

  • 部下1人に対し、事務作業の期限が迫ると「はよせんかい」などと複数回にわたり威圧的な言動をした

パワハラにならない指導の仕方

「こういう職員になってはいけない」など能力を否定する発言を繰り返したのは、人格否定であり、パワハラに該当するのは明らかでしょう。
「こういうコトをしてはいけない」などの言い方であれば、該当しない余地があります。
ただ、他の職員の前で恥をかかせるような叱責の仕方をするのは、控えるべきです。

時間外に資料を要求する、「はよせんかい」などと発言するというのは、この文字だけを見る限りでは判定できませんが、このような言動が常態化し繰り返されていたのだと推察されます。

指導する際は、「言葉の内容」と、「言い方」の、両方に配慮しなければなりません。
言っている内容、言葉の選び方は適正なのだけれども、怒鳴っている、長時間執拗に繰り返している、暴力を伴っているなど「言い方」に問題がある場合は、パワハラになり得ます。
一方、言い方は静かで、短時間なのだけれども、言葉の内容が不適切である場合、例えば「能無し」「死ね」「アホ」などと発言することも、パワハラになり得ます。

被害者を出さないのはもちろんのこと、加害者を生まない、作らないためにも、パワハラ防止対策は大切です。