ハラスメント

「何をしているのか分からない」大声で部下を長時間叱責、県幹部を懲戒処分(京都新聞)

「何をしているのか分からない」大声で部下を長時間叱責、県幹部を懲戒処分
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/450532

滋賀県は、パワーハラスメントをしたとして、部長級の男性職員を減給10分の1(2か月)の懲戒処分にした、とのことです。

記事によると、
「部下の前で机をたたき「何も聞いていない」「何をしているのか分からない」などと声を荒げて10分ほど責め立てた行為」をパワハラに当たると認定したと言います。
「このほか、周囲の職員が威圧的と感じるほどの大声で叱責した2件も不適切だったとした」としています。
部下の方は精神的不調により休職中とのことです。

  • 「机をバンバン叩く」行為は、パワーハラスメントに該当する代表行為です。
  • また、周囲の職員が威圧的と感じるほどの「大声での叱責」、
  • 「周囲の職員の前での叱責」も、

それぞれ単独でパワーハラスメントが成立し得ます。

パワハラは、直接の被害者だけでなく、周囲で見聞きしている職員にも甚大なストレスを与え、職場全体の士気及び生産性の低下を招きます。

指導の目的は適正でも、その手段として、

  • 行為ではなく「人」「人格」を否定する発言をしている、
  • 「殺す」「死ね」など身体的に危険を感じさせるような発言をしている、
  • 「クビだ」「辞めろ」など雇用を脅かすような発言をしている、
  • 大声で罵倒し威嚇している、
  • 暴力を伴っている、
  • 机や壁などをバンバン叩いている、
  • 他の職員の前で叱責している、

などの場合には、パワハラになり得ます。
指導とパワハラの境界線は曖昧と言われていますが、客観的に見ると明確なことも多く、周囲が威圧的と感じる程度であればパワハラに当たると考えられます。