ハラスメントに関る話題・見解過労死・労災防止策等「働き方」に関する話題・見解

【コラム】2件の自殺を受けて

新型コロナウイルス関連の対応をされていた職員の方、教員間のいじめ問題関連の対応をされていた方が、自殺したというニュースが相次いで報じられました。

その動機は明らかにされていませんが、一般的に、非常事態や不祥事への対応の担当となった方は甚大なストレスと疲労を蓄積することになります。

協力体制ができていない職場の場合、「一人に押し付け」「一人に任せっきり」「見て見ぬ振り」となることが多く、また同僚や上司だけでなく、当事者(被害者・患者・遺族等)や、事件・事故とは無関係な世間一般からの叱責、罵倒、誹謗中傷も受けることがあり、追い詰められやすくなります。
過労と精神的ストレスで自殺リスクが高まります。

尊い命が失われることは絶対にあってはならないことです。

非常事態が発生したときこそ、関係者・職場が一丸となり、複数名の協力体制で乗り越えるべきと思います。

すでに起きてしまったことについては特に、過去への文句や責任の押し付け合いではなく、協力強化による未来への提案を積極化すべきです。

協調性は、古来より日本人が大切にしてきた誇るべき特性ですが、近年は業務分担の仕方が欧米化され、失われつつあります。

近年の、「自分に火の粉がかからないように」と傍観するだけになっている日本の職場風土では、働き方改革は命の犠牲をこれからも生んでいくでしょう。

仕事が集中してしまっている一人には、「大丈夫?」「休んでね」「手伝うよ」と声を掛ける、5分でも手伝ってあげる、休憩に連れ出してあげるなど、思いやってあげていただきたいです。