アステラス製薬社員の自殺 労基署が過労による労災と認定(2022年1月14日 朝日新聞、他)

アステラス製薬社員の自殺 労基署が過労による労災と認定(2022年1月14日 朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASQ1G6DH6Q1GULFA01X.html

製薬大手のアステラス製薬の男性社員がうつ病を発症して自殺したことについて、東京労働局中央労働基準監督署が過重労働が原因であるとして労災認定した、とのことです。

複数の媒体記事によりますと、経緯は以下のとおりです。

  • 2009年、男性はアステラス製薬に入社、MR(医薬情報担当者)として勤務。
  • 2015年10月、高倍率の選考を通過し社内の花形とされる「プロダクトマーケティング部」(学会などを運営する部署)に異動。
  • しかし学会や講演会運営など不慣れな業務に体調を崩しがちになる。
  • 2016年4月、うつ病を発症し休職。復職と休職を繰り返すようになった。
  • その後、関越支店に異動、降格され上司から早期退職制度の利用を案内された。
  • 2019年12月、自殺。2人の上司から「俺29年生きてきて今が一番怒られてますね」「かなり叱責される」、「書類を作っても全部差し戻しになる」「小学生より毎日怒られている」など厳しい叱責を受けていたことを伺わせる内容のメモやメッセージが残されていた。
  • 2021年12月24日、異動により未経験業務をするようになったこと、時間外労働が月71時間に増加したことがうつ病発症の原因になったと認定したが、パワハラについては関係者の証言が得られず認定されていない。
  • 弁護士は、パワハラについて踏み込んだ調査がされず認定されなかったことについて残念であると述べている。
  • 同社はコメントを差し控えるとしている。