ハラスメント健康経営・メンタルヘルス労災・安全衛生対策感染症BCP・新型コロナ

コロナ死の夫の勤務先を妻が提訴 「感染対策怠った」と訴える(2021年9月17日 朝日新聞)

コロナ死の夫の勤務先を妻が提訴 「感染対策怠った」と訴える(2021年9月17日 朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASP9J5CT6P9JUTIL038.html

夫とその母親が新型コロナウイルスでなくなったのは、夫の勤務先が感染防止策を怠ったためだとして、妻ら遺族3人が勤務先(一般財団法人防衛技術協会)に損害賠償(計約8700万円)を求める訴訟を起こした。

記事によりますと、以下のような経緯になっています。

  • 男性(当時67歳)が働いていた財団で、2020年3月24日頃、クラスターが発生した。
  • 男性も発熱したため仕事を休んだ。
  • 4月5日に男性の感染が判明し、4月29日に病院で亡くなった。
  • 男性が自宅で介護していた男性の母親も感染し、4月19日に病院で亡くなった。
  • 労働基準監督署はその後、男性は職場で感染したと認め、遺族補償給付の支給を決定した。

遺族の主張

最初に発熱した職員に財団がPCR検査を受けさせなかったなどしたため、出勤後にクラスターが発生して男性やその母親の死につながった。
「財団は従業員の生命を守るために、その職員を出勤させないようにするべきだった」

財団側の主張

発熱した職員は医療機関で風邪と診断され平熱に戻った。
当時の基準(37.5度以上の発熱が4日以上)では発熱した職員はPCR検査を受ける目安には達していなかった。
ゆえに、職員が感染したとは断言できず、また出勤させないようにする義務もなかった。