ハラスメント

“内部告発で異動”深川市を提訴(NHK)

深川市立病院で上司の不適切行為を内部告発したところ異動を命じられるなどのパワハラを受けたとして、47歳の男性職員が病院を運営する深川市を相手取り、異動の取り消しと慰謝料など約110万円を求める訴えを起こした、とのことです。

“内部告発で異動”深川市を提訴(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210204/7000030248.html

記事によりますと、以下のような経緯があったということです。

  • 原告は、深川市立病院に勤務する47歳の男性職員
  • 被告は、深川市
  • 原告は、上司が取引先の担当者にプロ野球の観戦チケットを要求したことなど複数の不適切行為を約5年前から内部告発し改善を求めていた
  • 原告は、内部告発後から、上司から業務連絡をもらえなくなるなどの嫌がらせを受けるようになった
  • 原告は、2020年10月には25年間所属した診療技術部から事務部に異動させられた
  • 原告はその後、体調を崩して3か月間の病気休暇を余儀なくされた

内部告発には迅速かつ適切な対応を

わたくしごとですが、昨年講演のため訪れ、コロナ流行後初めて外食をした思い出の地が、深川市でした。
お米やりんごなどが美味しい町です。

さて、内部告発は、組織にとって貴重な情報提供です。
迅速かつ正確に調査し、問題があると確認された場合には、不適切行為の行為者に対する措置を適正に行わなければなりません。
不適切行為が確認されなかったとしても、告発に悪意があるなどでない限り、不利益な取扱いをすることは許されません。

例えば3年ごとに異動があるような組織であれば報復人事かどうかは不明瞭ですが、25年所属した部署から告発後に異動させられたということは、報復人事であることは明白で、パワーハラスメントに該当するでしょう。

相談や告発を「臭いもの」として蓋をしてしまうのは簡単ですが、蓋の下で必ず組織の腐敗が進みます。
情報提供を広く歓迎し、問題が生じるごとに迅速かつ適正に対処する、風通しの良い組織を作りましょう。