ハラスメント

労組委員長がセクハラで辞任 女性部下に性的な発言繰り返す 徳島(毎日新聞)

労組委員長がセクハラで辞任 女性部下に性的な発言繰り返す 徳島(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210821/k00/00m/040/036000c

中小企業の労働組合員らで構成する「全国一般徳島地方労働組合」の60代男性執行委員長が20日、長年にわたり女性部下へのセクハラやパワハラを繰り返したとして辞任した。委員長は「わしの女やと思ってきた」などと発言したり、職場である組合事務所で性的な発言を繰り返したりしていたといい、務めていた連合徳島の役職も辞任した。
 女性側の申し立てを受け、組合の上部団体にあたる全日本自治団体労働組合(自治労)県本部が今年4月、第三者委員会を設置し、双方から聞き取るなどして調査した。

記事によりますと、以下のようなセクハラがあったということです。

加害者:60代男性執行委員長
被害者:部下女性

  • 「好意にとどまるものでない恋愛感情を一方的に有していた」とされる発言
    • 「愛しとう」
    • 「わしの女やと思ってきた」
    • 「自分の子どもを生んでくれへんか」
  • 職場である組合事務所で性的な発言を繰り返していた
  • 女性との関係が悪化した2019年以降は「男性関係が夫にバレて家庭が壊れた」「事務所に外部の者を入れ性行為に及んだ」など女性への虚偽の悪口を周囲に話した、など

被害者の女性は、相手は上司であることや、このような事案が知られるのも恥ずかしかったことなどから、我慢して耐えていた。
どこに相談すべきかわからず、声を上げることの難しさを感じた、と振り返ったそうです。

被害者を救う

わいせつな発言や、性的な噂の流布などは、多くの職場で見受けられる事案で、誰しも軽い気持ちで加担してしまっていることがあります。
された人はどうでしょうか、自分ごととして想像してみるとわかります。
不快感で吐き気がし、噂を耳にした同僚たちの目線が痛く、呼吸ができず、生きている心地がしない、そんな苦しさを想像できるのではないでしょうか。
性的な発言や噂の流布は、歴としたセクハラ行為であり、加害者にならないことはもちろんのこと、周囲で見聞きした場合には加害者にその行為の不適切性を指摘するか、然るべき機関に通報すべきです。
そして、被害者は世界中が自分をあざ笑い敵視しているような感覚に陥っていますので、周囲の人たちが、挨拶や雑談などの声掛けをし、「私は敵ではないよ」「あなたは一人ではないよ」という空気で包み込んであげたいものです。

被害者は声を上げて

もちろん簡単なことではありませんが、被害者を受けた場合には、「自分さえ我慢すれば」と耐えて丸く収めようとせず、拒絶の意思表示を毅然とすべきです。
反応や報復が怖ければ、然るべき相談窓口に相談又は通報し、とにかく一人で抱え込まず状況の改善に努めましょう。
笑顔でやり過ごしていると、「笑顔=喜んでいる=自分を好いている」と勘違いさせてしまいます。
勘違いした加害者は、「良かれと思って」セクハラ言動を繰り返し、エスカレートしていきます。
できる限り早い段階で、相手に、自身の行為がセクハラであることを気づかせてあげなければなりません。