専門家コラム新型コロナに関する話題・見解男女雇用機会均等推進・ダイバーシティに関する話題・見解

新型コロナ・パンデミックの影響〜生きづらさの正体は?

新型コロナウイルスの世界的流行は、私たちの暮らしにも仕事にも、地球の隅々にまであらゆる影響をもたらしています。

せっかく進んでいたダイバーシティもコロナ前より後退し、特に女性を取り巻く環境は厳しさを増しているように感じられます。
女性有名人の自死が相次いだように、女性の生きづらさが深刻化しているのなら、その正体を突き止め、何かアクションを起こさなければなりません。

女性の皆様から、お話を伺ってみました。
ご協力くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。

新型コロナウイルスの流行は、家事や育児など私生活にどのような影響をもたらしましたか?

(Aさん)通常の生活ができないことにストレスを多く感じます。買い物、外食に気を使うのはもちろん、子どもの体調が悪いときに病院にいくのをためらったり、周りにも話さない方が良いのではと考えたりすることなどのストレスを感じ、気にするようになりました。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー(Bさん・専業主婦)人が集まる場所はなるべく避けるようになり、外食も行かなくなりました。遠くにいる親のところにも行けなくなり、横浜での長女の結婚式が延期に。今年は取りやめになってしまいました。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー(Cさん・自営業)心が狭くなるような、心理的なストレスがありました。人と会うことができない感じが今までと違う生活の変化です。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー(Dさん・販売員)自粛期間中は家で過ごす時間が増えたことで、部屋の中のDIYができたり、料理する時間が今までよりも長く使えて作りたい、食べたいと思うものをゆっくり時間をかけて作ることができて良かったです。逆に道外への旅行が趣味だったので、行けないことがストレスになっています。

新型コロナウイルスの流行は、仕事や働き方にどのような変化をもたらしましたか?

遠方の大都市からのお客様に戸惑いを感じるよういなりました。対策が十分されていても、不安な気持ちが残ります。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー人材派遣会社に登録し、短期で働こうと思っていますが、感染が恐くてなかなか働けませんでした。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー出歩かない、ということで、小売店をしていますが、時短営業をしました。意外に気に入って、今まで「働きすぎ」だったと思うようになり、店の営業時間を変更する良い機会になりました。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー今まで当たり前にやってきたことを、コロナの影響により見直すいい機会になりました。実際には営業時間の短縮により、今までの働きすぎや仕事後の時間の使い方が変わったことは大きかったです。

心や身体にはどのような変化をもたらしましたか?

非活動的になったことで、体力が落ちたと感じます。体重も増え、そのことがさらにストレスになっている気がします。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー人との関わりを避けるということは、辛いことです。しかし、一人の時間が増え、今までできなかったことなど、いろいろできてよかったこともあります。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー身体は特にないのですが、免疫力を上げることが大切と思い、それは気にしています。心は少し縮んでしまいそうなところを、楽しいことを見つけて補っています。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー一時期は内向的な気持ちから過度に気にし過ぎているときもあり引きこもりがちでした。その後気にし過ぎても良くないと思い、自分自身の免疫力を上げることに気持ちを切り替えました。

コロナ禍の生きづらさを解消するために社会に何を望みますか?どうすれば良くなると思いますか?

特効薬ができて、「たとえ感染しても心配ない」と思える世の中になって欲しいです。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー早くワクチンを作って欲しいです。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビューコロナに感染した、陽性だった、発症した・・・すべて過剰に反応しているように感じます。正確な情報がメディアにも必要です。テレビは見ない方が良い、と思ったりもします。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー一日も早く終息するために、個人の行動のしかたを今一度考えることと、国の対応の早さと正確さを、強く望みます。自分さえ良ければいいという考えを、みんなが持たずに行動してもらえたらと思います。

他に感じていることはありますか?

普通に不自由なく生活できることのありがたみを感じつつ、早く以前の生活に戻りたいと願う毎日です。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビューGoToキャンペーンは恐いです。普段泊まれない高級ホテルに泊まってみたいとは思いますが、いいホテルばかりが潤っている気がします。本当に困っている人を助けられる対策を国はもっと考えて欲しいと思います。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー生きづらい、と思っている人を助けてあげられると良いのに、と思っています。まずは自分が元気で正しい知識を身に付けたいと思います。
新型コロナウイルス流行の影響・アンケート&インタビュー妊娠中なので、立ち合い出産がどこの病院でも可能になることが、今一番の願いです。
photo(コメント:新田和代)生きづらさの正体は、「出ないもストレス、出るのも恐怖」という八方塞がりな状況にあるのだと、インタビューを通して感じました。突破口になるのは、ワクチンや特効薬の開発なのだと思います。また、テレビやインターネットから毎日発信される感染者数や著名人の陽性などの情報が、生きづらさに拍車をかけているのではないでしょうか。高齢者や持病のある方が重症化しやすいのはインフルエンザや風邪でも同じことなのですから、ハイリスクの方々に感染させないように十分気をつけて、しかし軽症の方が大多数なのに、一人二人感染したからと全てを報道していることが、「感染したら報道される」「感染したら差別される」という恐怖心を煽り、また差別する側の人たちに情報提供することになっているのだと思います。感染しても差別されない世の中になれば、それほど塞ぎ込まずにいられるのかもしれません。
さて、人と会えないことには皆様一様にストレスを感じているようですが、悪いことも「返って良かった」とポジティブに考えたり、気にし過ぎないようにしたりと、何とか前を向こう、前に進もうと、それぞれ工夫をされているようで、ネガティブなお話ばかりではありませんでした。
国や自治体の支援が、形だけのものやトンチンカンなものではなく、本当に困っているところに届く、あるいは感染防止や経済活性化にちゃんとつながる、有意義なものであって欲しいですよね。「え、そこじゃないでしょ」とこれ以上突っ込まれることのないように・・・。
多くの国民がいろいろなことを我慢し自粛している中で、「自分さえ良ければ」という人たちがどこかしこに存在していて、それによりなかなか収束しなかったり、自粛している高齢者に感染が広がったりしているのは、残念なことです。コロナ生活が長くなり、だんだんと我慢の限界に達し緩んできている雰囲気ですが、一人ひとりが新しい生活様式を実践すること、行政がそこに適切なサポートを行うことは、長期戦になるであろうこれからのコロナとの共存生活でも続けていかなければなりませんね。
自分以外の方々がどのように過ごしていて、どのようなことを感じているのかをお聞きしてみて、私自身もほんのりと癒されました。孤立しがちなコロナ禍では、人と話すことはそれだけで、本当に本当に大切でありがたいことです。心が潰れてしまいそうなときは、オンラインでもいいので、とにかく誰かと話をしてみることですね。

今後も引き続き、ご意見、情報をお待ちしております。
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