過労死・働き方改革

甲府市職員の自殺、遺族が公務災害申請 残業月180時間超「労働環境見直しを」(毎日新聞)

【毎日新聞】甲府市職員の自殺、遺族が公務災害申請 残業月180時間超「労働環境見直しを」
https://mainichi.jp/articles/20201210/k00/00m/040/065000c

「甲府市職員の向山敦治(あつじ)さん(当時42歳)が今年1月に自殺したのは長時間労働による過労が原因だったとして、遺族が9日、民間の労働災害に当たる「公務災害」の認定を地方公務員災害補償基金山梨県支部に申請した。遺族への取材で判明した。自殺前の2019年12月の残業時間は180時間以上と推定され、遺族は市に対し「労働環境を見直してほしい」と訴えている。」とのことです。

記事によりますと、
ご遺族の開示請求により判明した、正規の勤務時間以外のパソコンの起動時間(残業時間と推定される)は以下の通りです。
19年9月=80時間超
同10月=80時間超
同11月=120時間超
同12月=180時間超
20年1月(1~16日)=80時間超

また、亡くなる直前は、嘱託職員の削減などを担当していたと言います。
再就職先を探さなければならない嘱託職員や人手が減る職場の心配をしていたそうです。

異常なほどの長時間労働に、心理的ストレスが加わった結果と推測されます。
適正に労働時間が管理され、少なくとも80時間超が2か月間続いた時点で、業務分担の見直しや医師面接等の対応がなされていれば、命が失われることはなかったかもしれません。

甲府市では19年11月にも別の男性職員が自殺しているそうです。

「甲府市職員組合が今年2月に職員に勤務実態を尋ねるアンケートを実施したところ、回答者の5割以上が正しい残業時間を申告していなかったほか、残業の理由として多くの回答者が業務量の多さを挙げていた。」とのことです。

このままではまた続きます。
次の犠牲者を出さないよう、早急に対策が実施されることを願います。