コンプライアンス・不祥事対応ハラスメント

病院長に「お前がやめろ」 旭川医大学長発言を国が調査(朝日新聞)

「旭川医科大学病院(北海道旭川市)での新型コロナウイルスの患者受け入れを巡り、大学の吉田晃敏学長が受け入れの許可を求めた同院の院長に、「その代わりお前がやめろ」などと発言したとされる問題で、大学を所管する文部科学省が、発言の事実確認を行っていることが分かった。同省国立大学法人支援課は「事実であれば、ハラスメントにあたる恐れがある」と問題視している。」とのことです。

病院長に「お前がやめろ」 旭川医大学長発言を国が調査(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASP146JTSP14IIPE01N.html

旭川及び道北の医療体制が全国から心配され、自衛隊からも救いの手が差し伸べられる中、同じ旭川市内で、本来ならば連携して協力体制を構築すべき基幹病院のトップから、クラスターの発生した病院を非難したりそれに関連して病院内部でも威圧的な発言をしたりということがあったのであれば、極めて残念なことです。

退職勧奨は、それのみを持って違法性が生じるわけではありませんが、「極めて多数回に及び、かつその期間が長期にわたるような退職勧奨の態様は、社会通念上許容される限界を超えたものといえ、損害賠償請求の対象となる」とされています。

また、本件のように、退職させるべき合理的理由がなく、売り言葉に買い言葉のように出された軽率な「辞めろ」「クビだ」というような発言は、本退職勧奨を適正と判断する要素がなく、ハラスメントと言わざるを得ません。

退職勧奨・退職強要と取られるような言葉を軽はずみに発してはいけません。

報道されている大学の様子や学長の発言などを見ると、このような精神的苦痛を与える言動が繰り返されてきたのではないかと推察されます。
ただでさえも医療現場で働く方々はストレスフルな環境下で過酷な労働を強いられているのですから、せめて同じ病院内では、スタッフさん同士思いやりを持ち合い、助け合う風土と関係性を構築したいものです。