維新・猪瀬直樹氏 女性候補の体何度も触れ演説 「軽率」と釈明(2022年6月18日 毎日新聞)

維新・猪瀬直樹氏 女性候補の体何度も触れ演説 「軽率」と釈明(2022年6月18日 毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20220617/k00/00m/010/128000c

今月公示される参院選で日本維新の会から比例代表で立候補を予定している元東京都知事の猪瀬直樹氏が、同会の女性立候補者の胸元を含む身体に何度も触れながら街頭演説を行う動画がSNS上に投稿され、批判が相次いだ件で、同氏は自身のツイッター上で釈明しました。

本件に関し、被害者とされている候補者は、「気にしてません」「猪瀬さんとわたしの関係では全く問題が無かった」とツイートしています。

接触厳禁

一昔前ならともかく、現代においては、相手が異性であれ同性であれ、他人の身体には指一本触れるべきではありません(仕事や救命等の必要性がない限りは)。
そもそも、パーソナルスペースとされる半径50cm以内に、他人が立ち入ることは不適切です。

被害者の反応

被害者とされている方の「気にしていない」という許容的反応は、解釈が難しいところです。
対等ではない、つまり上下関係における親密なコミュニケーションは、上位者による権力の濫用であり、下位者が示す「合意」「許容」「歓迎」は、本心であるか否かは「疑わしい」と解釈されます。
万が一本当に「気にしていない」のだとしたら、どうでしょうか。
身体への接触は、「不快に感じる人が多いであろう行為」であり、議員になるのなら、そのような「大衆の感覚」は心得ておいていただきたいものです。
セクハラは女性の社会進出を妨げ得る悪しき文化であることも、知っておかなければなりません。
受け手本人は許容していても、注意すべき立場になるのです。
上の立場、上の世代の人たちが行動しなければ、結局、次の世代、若い方々が同じことをされ不快に感じたとしても、先輩たちに倣い、また伝統文化には抗えず、受け入れるしかなくなってしまいます。
例えば職場でも、先輩たちがセクハラやジェンハラ、パワハラなどを許容していると、後輩たちは苦しみ続けることになります。
議員という立場になれば、個人の感情ではなく、次世代や弱者、社会全体の大局を見て行動することが求められます。