以下にジェンダーハラスメント(ジェンハラ)の行為例を列挙しますが、こちらは一例です。
例を挙げれば切りがないほど該当性は幅広く、また分単位・秒単位で頻発しているほど日本では発生が常態化しています。
- 「男のくせに」「女のくせに」「男らしく」「女らしく」等の言葉を用いる
- 男性は論理的、女性は感情的等と決めつける
- 「男なら泣くな」「男なら残業しろ」「男なら耐えろ」等と男性に強さを要求し、力仕事や残業を命じる
- 「強い女は扱いづらい」「女は三歩下がって」「女なら黙って支えていろ」等と女性に弱さや補助役を強いる
- 女性にばかり電話応対やお茶汲み、掃除等の雑務を命じる
- 重要な意思決定を行う会議には女性を入れないが、宴会には女性の参加を義務とする
- 男性には重要な業務を任せるが、女性には雑務しかさせない。しかし重要な顧客の対応には女性を同席させる
- 優秀な女性を「性転換」「おとこおんな」「可愛くない」「だから結婚できない」等の言葉で下落させようとする
- 「男の淹れたお茶はまずい」「女の子の入れたお茶は美味しい。女の子に淹れてもらいたい」等と発言する
- 「女性は職場の華」「女性がいると華やかでいいね」等と発言する
- 「早く結婚したら?」「女の幸せは結婚だろ」「子どもはまだか」等と結婚や子どもについて言及する
- 「男なら家庭より仕事を優先しろ」「女なら仕事より家事や育児を優先しろ」等と発言する
- 男性が子どものために休んだり定時で退社したりすると、「情けない」「尻に敷かれているね」「男らしくない」等と嫌味を言う
- 子どものいる女性が働いていると「子どもが可哀想」「母親失格」「家庭に入るべき」等と嫌味を言う
- 未婚の女性に対し「生き遅れ」「売れ残り」「かわいそう」などと言う
- 一定年齢に達した女性に寿退社を促す
- 若い女性を「お嬢さん」「女の子」「小娘」等と、一定年齢に達した女性を「奥さん」「おばさん」等と呼ぶ
- 若い男性を「男の子」「坊ちゃん」等と、一定年齢に達した男性を「おじさん」等と呼ぶ
- 男性は「さん」付けや役職で呼ぶのに、女性は「ちゃん」付けや下の名前で呼ぶ
- 容姿や化粧、服装について不必要に意見や感想を言う
- 宴会では役員や顧客の隣に、その者の異性を座らせる、などなど・・・
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