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『ゴッドファーザー』

ゴッドファーザー

既に言い尽くされていることですが、映画『ゴッドファーザー』シリーズには、家族、経営、仕事、リーダーシップ、仲間等々人生で大切な教訓がはち切れんばかりに詰まっています。

パートⅡで、アル・パチーノ演じるマイケルが、母に尋ねます。
「父さんは家族のために強くなって、家族を失うことはなかったのか」と。

シリーズ全作を通じての最大のテーマは、この問いに集約されているのではないかと思います。

パートⅡは、父ヴィトーが他界したマイケルのその後と、ヴィトーの幼少期からの半生を、比較するように時代が切り替わりながら進んでいきます。
桃太郎のように信頼を得ながら上り詰めていくヴィトーと、上っているのに下っているかのように見えるマイケル…

恋人を裏切り、子どもを縛り、妻を殴り、自分を裏切った兄を殺し、少しずつマイケルの歯車が狂っていきます。
パートⅢで後悔に苛まれ途中で引き返しますが、結局、最愛の娘を自分の代わりに殺されることとなるのは、因果応報ということなのでしょうか。

二人の違いは何か、ヴィトーにあってマイケルには欠けているものとは一体何か…

答えは、「愛」なのではないかと思います。

第1作冒頭のシーンで、ヴィトーがシナトラがモデルとされる歌手に言います。
「家庭は円満か?家族を大切にしてこそ男だ」と。
きっと、家族を大切にしない人物の頼みごとなら断ったのでしょうね。

マイケルも彼なりに家族を愛し、家族のために全ての悪から手を洗い慈善の道を歩もうとしていましたが、マイケルが頑張る程、家庭は壊れていきます。

愛の「質」が違ったのかもしれません。
包み込む愛、縛る愛、
信じる愛、疑う愛、
利他的な愛、利己的な愛…

経営者たるもの、上司たるもの、親たるもの、利他の心で隣人を愛せよ、ということを、ゴッドファーザーは教えてくれています。

今日は父の日です。