ハラスメントの加害者が失うもの〜加害者になってしまったら

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パワハラやセクハラ、マタハラ等々のハラスメントは、被害者に害をもたらすだけでなく、加害者自身にもブーメランのように返ってきて、多くの大切なものを奪い、人生を大きく狂わせます。

罪悪感

被害者を苦しめたという罪悪感が重くのしかかります。
万が一被害者が自殺してしまった場合には、人を死なせたという十字架を一生背負い続けることになります。

法的責任

民事上または刑事上の法的責任を負うことになります。
民事上の責任を問われるということは、損害賠償を請求されるということですから、多額の賠償金を支払うことになります。

悪質な場合には「犯罪者」となります。
「ハラスメントというより犯罪だ」という表現がしばしば聞かれますが、そもそもハラスメントには犯罪行為が含まれていて、犯罪にはハラスメントが含まれています。
ハラスメントと犯罪は多くの部分が重なり合っていますので、軽い気持ちでハラスメント行為をすると、犯罪者になってしまうリスクがあるのです。

懲戒処分

就業規則の定めに従い、勤務先から懲戒処分を受けることがあります。
最悪の場合は「懲戒解雇」となり、仕事も退職金も、コツコツ積み上げてきたキャリアや信用も、一瞬にして失うことになります。

誹謗中傷

近年、ハラスメント問題はニュースや週刊誌などでも大きく報じられるため、名前や勤め先などが公表されるだけでなく、一般のインターネットユーザーが個人情報を特定し拡散します。
身近な人たちから非難を受けるのはもちろんのこと、見ず知らずの世間からも誹謗中傷を受けることがあります。
加害者となった本人だけでなく、家族や関係者の個人情報も拡散され、家族が勤め先や学校でいじめを受けることもあります。

心身への影響

加害者扱いされただけでも、多くの加害者が心労から体調を崩します。
加害者が自殺するケースもあり、ハラスメントは加害者にとっても、命に関わる問題です。

孤立

地位や信用を失うと、潮が引くように人が離れていきます。
家族から縁を切られたり、ちやほやしてくれていた人たちも関わってくれなくなり、孤独に陥ります。
孤独は死に至る病といわれるように、とても辛い状況に置かれることになります。

ハラスメントは百害あって一利なし

以上のように、ハラスメントの加害者となれば、家族も友人も仕事も財産も名誉も、多くの大切なものを失い得ます。
ほんのいっときの感情や欲求のままに行動して、そのときだけは感情や欲求が満たされたとしても、後に失うものの大きさを考えると、まったく割に合いません。
ハラスメントは、百害あって一利なし。
常に理性的に、冷静に行動できるよう、心を平常に保ち、自らをコントロールできる状態に維持しておくことが大切です。

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