セクハラは、性暴力だ。

セクハラは、性暴力だ。

加害者や第三者は、セクハラ被害を訴える女性たちに、無神経な言葉を1mmの罪悪感もなく浴びせます。
「大げさだ」
「自意識過剰だ」
「シャレが通じないんだな」
「被害者にも原因がある」
そのような反応が、被害者を追い詰め、被害の声を闇に葬ります。

わいせつな言葉を聞かされるのも、
わいせつなものを見せられるのも、
近づかれるのも、
眺められるのも、
触れられるのも、
恐怖と嫌悪です。
どれも全て、広義の暴力です。

男性優位の社会では、拒絶することによる不利益が大きいため、被害者には拒絶の自由がありません。
笑顔で受け流し、ただ時間が流れ加害者が立ち去るのを待つしかありません。
自由意思に基づかない性暴力の受容は、奴隷のようなもの。
拒絶しない=合意・好意という勘違いが、行為をさらにエスカレートさせ、被害者の傷は深く深くえぐられます。
そうして長期的に被害を受けていると、何が安全で何が危険かの判断ができなくなり、危険を察知できなくなり、再被害に遭う危険性が高まり続けるのです。

トラウマは、被害者の人生を支配します。
記憶から消し去ったり、類似の出来事を避けたりするのは、心を守るため。
自分を守るために、何かを諦めたり、機会を選択できなかったりするのです。
セクハラは、被害者の人生を狂わせる、極めて重い罪です。

「性暴力」という言葉でも、優しすぎるくらい。

女性を性暴力から守るために

  • 男性の優位性を解消すること、つまり、女性の地位を高めること
  • 対等な働き手として認めさせること、つまり、文句を言われないほど能力を高め上り詰めること
  • 健気で従順な生き物と思われないこと、つまり、毅然と拒絶すること

以上が可能となるよう、当社は行動します。

女性のエンパワーメント原則(WEPs)

女性のエンパワーメント原則(Women's Empowerment Principles、以下「WEPs」という)は、2010年3月に、国連と企業の自主的な盟約の枠組みである国連グローバル・コンパクト(GC)と国連婦人開発基金(UNIFEM)(現UN Women)が共同で作成したもので、企業がジェンダー平等と女性のエンパワーメントを経営の核に位置付けて自主的に取り組むことで、企業活動の活力と成長の促進を目指して、女性の経済的エンパワーメントを推進する国際的な原則として活用されることが期待されています。

女性のエンパワーメント原則(WEPs)

1)トップのリーダーシップによるジェンダー平等の促進
2)機会の均等、インクルージョン、差別の撤廃
3)健康、安全、暴力の撤廃
4)教育と研修
5)事業開発、サプライチェーン、マーケティング活動
6)地域におけるリーダーシップと参画
7)透明性、成果の測定、報告
(内閣府仮訳)

▼男女共同参画推進連携会議「国際的に連携した女性のエンパワーメント促進」チームによるわかりやすい解説リーフレット
http://www.gender.go.jp/international/int_un_kaigi/int_weps/pdf/WEPsleaflet.pdf

当社は、これら7原則の促進のため、企業及び社会への提言を行います。

セクシュアルハラスメントの根絶

男性による女性へのセクハラの背景には、男性の縄張り意識があります。
長く男性社会が続いてきた日本では、男性の縄張りである「仕事場」を女性に侵されることを懸念する価値観が根強く残っています。
セクハラは、「対等な働き手として認めません、性的対象としてしか認めません」という女性軽視の意思表示であり、女性にとっては屈辱です。人権侵害であり、暴力です。
女性の尊厳を奪うセクハラは、根絶されなければなりません。
当社は、単に行為を禁ずるだけでなく、長年にわたり我が国を覆い尽くしてきた縄張り意識や男女役割分担意識にメスを入れるところから、改革を行います。

セクハラとは・必要なセクハラ防止対策とは

ジェンダーハラスメントの根絶

性別に関する固定観念や、性別に基づく役割分担意識による差別や嫌がらせのことを、ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)と言います。
男性は論理的で決断力があり重要な業務を担う能力がある、家庭よりも仕事を優先すべきだ、
女性は感情的で嫉妬深く重要な業務を担う能力はなく、結婚が幸せの全てであり家事や育児に専念すべきである、
という固定観念で決めつけることから、ジェンダーハラスメントに該当する言動が生まれ、それにより受け手が不快感を抱いたり、就業環境を害されたり、昇進や教育の機会を奪われたりします。
セクハラ同様、人権侵害であり、根絶されなければなりません。

ジェンハラとは・必要なジェンハラ防止対策とは