当社の主要サービスの一つ「ハラスメント等社外相談・通報窓口(別称:コンプライアンス・ホットライン)」で、家族の介護に直面した社員様や、将来の介護に不安を抱える社員様から、介護に関するご相談をお受けします。
始まりも終わりも見えない、精神的負担も大きい介護のことで、実は多くの社員様が、誰にも相談できずに一人で悩みを抱えています。
仕事をしながらの介護は難しいな、休んだら迷惑をかけるし、辞めるしかないのかな…と、貴社の働き盛りの優秀な社員様が、今まさに退職願をしたためているかもしれません。
優秀な人材の喪失は、企業経営の根幹を揺るがす大損失です。
実は、介護サービスを上手に活用したり、働き方を少し工夫したりすることで、仕事と介護を両立できる可能性は大幅に高まります。
また、社員様ご自身にとっても、介護に専念するよりも仕事「も」続けることで、経済的メリットだけでなく、介護ストレスから適度に解放されるというメリット、それにより介護を要する家族に優しくできるようになるというメリットもあります。
経済的な安定:
介護休業や介護給付金といった制度はありますが、収入が途絶えることへの不安は大きいものです。仕事を続けることで、安定した収入を確保でき、経済的な心配を軽減できます。
介護費用の負担は決して小さくありません。収入があることで、より質の高い介護サービスを選択したり、必要なものを購入したりする余裕が生まれます。
社会とのつながりの維持:
仕事を通じて、同僚や取引先といった社会とのつながりを保つことができます。これは、孤立感を感じやすい介護生活において、精神的な支えとなります。
仕事で得られる達成感や自己肯定感は、介護によるストレスを軽減し、心のバランスを保つ上で重要です。
自己成長の機会:
仕事と介護の両立は、時間管理能力や問題解決能力、コミュニケーション能力など、様々なスキルを向上させる機会になります。
限られた時間の中で効率的に物事を進める工夫をするようになるため、仕事の効率も上がることが期待できます。
介護を通して得た経験や知識は、仕事においても新たな視点や発想をもたらすことがあります。
介護と仕事への良い影響:
仕事で得た知識や経験が、介護に役立つことがあります。例えば、情報収集力や交渉力などが活かせる場面もあるでしょう。
仕事を持つことで、介護に没頭しすぎることなく、適度な距離感を保つことができます。これは、介護者自身の心身の健康維持にもつながります。
仕事での経験や社会とのつながりは、介護に対する新たな視点を与え、より良い介護方法を見つけるきっかけになることもあります。
もちろん、これらのメリットを最大限に活かすためには、周囲の理解やサポート、そして何よりもご自身の心身の健康が大切です。
仕事と介護の両立に悩まれている方には、一人で抱え込まずに、周りの人に相談したり、利用できる制度やサービスを探したりしてみていただきたいものです。
介護そのものや、介護保険サービスについて相談し、知識を得られるだけで、「仕事を続けながら介護ができるんだ!」という選択肢が社員様に広がり、介護離職を予防できます。
とはいえ、その知識を有する人材を社内に配置するのは難しいもの。
そこで、介護の専門家であるケアマネジャーの中でも特に「仕事と介護の両立」に関する専門的助言を行うことのできる「ワークサポートケアマネジャー」と提携し、ケンズプロの社外相談窓口において、社員様からのご相談に対応します。
ワークサポートケアマネジャーとは、家族等の介護を抱えている社員等が仕事と介護を両立できる社会を目指し、社員等が介護をしながら意欲的に働けるようサポートする、ケアマネジャーの資格を有する専門職です。
介護の相談の経験を活かし、企業で働く職員の介護問題について、直接介護相談に応じたり、企業における職員の介護支援体制づくりに協力するなどの活動をしています。
介護相談の経験、情報、知識を有するケアマネジャーが社員様の介護相談を行うことで、適切な相談援助、サービス調整の支援を行うことが可能となります。
社員様からのご相談内容により、ご本人様の同意を得たうえで、提携ワークサポートケアマネジャーにおつなぎします。
ケアマネジャーには守秘義務があります。ご安心ください。
より充実した当社の社外相談・通報窓口を、是非ご活用ください。
- ご契約時に「ご相談可能なこと」を限定している企業様は、「仕事と介護の両立相談」の追加の要否をご相談ください。
- 一次相談までは、通常通りのご相談料でご相談いただけます。
- その後、具体的なケアマネサービスを従業員様が受ける場合は、従業員様の別途個別契約となります。
- 貴社が当該ワークサポートケアマネジャーに、顧問契約やアンケート、研修等をご依頼・ご契約なさる場合は、別途個別にご契約ください。
投稿者

最新の投稿
- 2025年4月25日ワークライフバランス介護離職対策〜社外相談窓口で「仕事と介護の両立」相談に対応します
- 2025年4月20日会社からのお知らせゴールデンウィーク期間中の休業・営業について
- 2025年4月3日KEN's Noteフジテレビ問題の教訓
- 2025年3月15日カスタマーハラスメント【寄稿】『季刊誌・認知症ケア』特集3「介護施設におけるカスタマーハラスメント対策」