Diaryダイバーシティ

映画『マイ・インターン』

映画 マイ・インターン

映画『マイ・インターン』(原題:『The Intern』)は、ロバート・デニーロ演じるシニアインターンの採用から始まります。
最初はシニアの採用に猛反対していたアン・ハサウェイですが、シニアならではの知識や洞察力、懐の深さに幾度となく救われ、支えられるうちに、なくてはならない存在として認めるようになります。
最後には、「最高の友人」となります。

全てのシニアが包容力に優れているということではありませんが(多くの場合は頑なさと衝突します)、大切なのは、「先入観にとらわれないこと」なのだと考えさせられます。
主人公は、シニアは苦手という意識から失礼な態度を取りますが、その先入観が誤りであったことを悟り、後悔します。
もともと優秀な経営者ですので、すぐに気づき、謝罪し、アドバイスを聞き入れる素直さに救われましたが、唯一無二の友を危うく失うところでした。

ダイバーシティを進める上で、「ネガティブな思い込み」は足かせになります。
高齢者、女性、障がい者、外国人…それぞれに対する思い込みを捨て、「その人」一人ひとりを「個」として尊重する。
その先に、運命の出会いが待っているかもしれません。

多様性を受け入れるには余裕が必要

映画では他にも、以下のようなシーンが出てきます。

  • 部下の努力も能力も認めているのに言葉にして本人に伝えるのを忘れている
  • 忙殺され周囲からの評価や家族の変化に気づかない
  • メールを誤送信する

経営者や管理職は日々の業務に追われどうしても視野が狭くなっていきます。
映画ではロバート・デ・ニーロらからの助言や協力により乗り越えますが、こうしたハプニングは私たちの日常でも頻繁に起こり得ることです。
時間に支配されず、余裕を持って、「今までは苦手だった」という思い込みをリセットし、深呼吸して頭を空っぽにして、新しい刺激に触れてみる・・・
そんな時間が大切なのだと思います。

前向きな言葉を

ロバート・デ・ニーロは、前向きな言葉でアン・ハサウェイを励まし続けます。
彼女の耳を痛くするような言葉は、飲み込みます。
改善すべきことは、わざわざ他人から指摘されなくても本人もわかっているもので、言われれば反発したくなるし、落ち込むものです。
ネガティブなことば、ポジティブな言葉に変換して、あるいはポジティブなアイディアで包み込んで、伝えるのが安心、安全です。

CEOを雇うよう進言され深く傷ついたアン・ハサウェイには、「君が作り上げた宝物を、他の誰かに渡して欲しくない」と言って、無理にCEOを迎える必要はないと伝えます。
彼女は、その言葉を聞きたかったのです。

私たちの周りにいる常にプレッシャーに押しつぶされそうになっている方には、ロバート・デ・ニーロのような包容力で、その人が今望んでいる言葉で、励まし続けたいものです。