パワハラで職員が庁舎内で自殺、元上司を2階級降任 北海道清里町(2022年1月22日 朝日新聞)

パワハラで職員が庁舎内で自殺、元上司を2階級降任 北海道清里町(2022年1月22日 朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASQ1P5Q57Q1PIIPE00K.html(Web版は1月21日付)

北海道清里町庁舎内で、2021年2月に50代の男性職員が自殺した問題で、町は上司だった元課長を2階級後任の分限処分にした、とのことです。

2021年7月には、町が弁護士事務所に調査を依頼していた件について報告書がまとまり、上司だった課長によるパワーハラスメントが常態化していたことが認定され、自殺の起因となったと町議会で説明された、と報じられていました。

清里町職員が庁舎で自殺 町がパワハラ調査を依頼(北海道新聞)
https://kens-pro.com/kiyosato-ph1/

職員自殺、パワハラが常態化と認定 北海道・清里町(朝日新聞)
https://kens-pro.com/kiyosato-ph2/

自殺した職員の上司になる以前より、「特定の職員を標的とした強い言動での叱責や長時間に及ぶ執拗な叱責を繰り返す傾向があり、役場内で周知の事実となって」いて、確認できただけでも標的とされた経験のある職員は10人にのぼるということです。

町は、「ハラスメント予防に対する意識が根本的に欠如していたことにより、悪質なハラスメント行為によって重大な結果を引き起こした。今後、管理職の立場でハラスメント予防に向けた責任を果たすことは困難で、その職に必要な適格性を欠く」と、処分理由について説明したといいます。

処分内容

元課長

2021年8月31日 停職6か月(2021年9月1日〜2022年2月28日)
2022年1月1日 管理職から主査への後任(処分について弁明はなし)

自主提案による減給条例案

町長

2022年1月〜6月の半年間減給50%

副町長

2022年1月〜6月の半年間減給25%

以前から10人以上の職員が標的とされるパワーハラスメントがあり周知の事実であったにも関わらず、改善されず、自殺者を出してしまったことは、組織体質の問題であり、町の責任です。
見て見ぬ振りをしない組織、問題点が適時報告され改善がなされる風通しの良い組織へ改革しなければ、悲劇は繰り返されるでしょう。