ペイシェントハラスメント(暴力・迷惑行為とも言う。以下、「ペイシェントハラスメント」で統一。)のリスクマネジメントを中心に行う委員会を設置します。
構成
組織横断的なメンバー構成
部門、職種、性別、年齢等により、受け得るペイシェントハラスメントが異なるため、さまざまな職種や属性による多様なメンバー構成とするのが望ましいです。
体制の整備方法のパターン例
- トップダウンによるチームの組成
- 問題意識や解決意欲の高い職員主導のボトムアップによる組成
- 既存の委員会(安全衛生委員会、リスクマネジメント委員会、事故防止委員会、臨床倫理委員会等)や会議を活用することも可能
トップが主導
院長等トップの積極的な関与は必須!
- トップが委員長になる
- トップもチームのメンバーに加入する
- 少なくともトップが取組の承認を表明し発信を行う
トップが承認した正式な組織として位置づける
→委員会メンバーの責任感や意欲向上
→全職員の協力・参加意識の向上
活動内容
委員会では各部署の責任者が集まり、職員巡回等による暴力のリスクの把握、分析、対応策の検討及び実施、対応の評価を行います。
- 事例収集等実態・リスク把握作業
- 指針・規程・マニュアル策定
- 事案・事例の分析・対策立案
- 再発防止策
- 対応の評価、等
(参照)社団法人日本看護協会『保健医療福祉施設における暴力対策指針』https://www.nurse.or.jp/nursing/home/publication/pdf/guideline/bouryokusisin.pdf
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