心理社会的ガバナンス|Psychosocial Governance

ハラスメント、バーンアウト(燃え尽き症候群)、離職、沈黙、組織摩擦--これらは、個人の問題ではありません。
情報が歪み、異論が消え、役割と責任が曖昧になり、管理職が疲弊し、判断品質が劣化した結果として現れる、「職場の心理社会的リスク」です。
→詳細「心理社会的リスクとは」
当社は、これを人事問題ではなく「経営損失」として捉え、「人が壊れない構造」「異論が機能する構造」「説明可能な判断構造」を設計。人的資本、ESG、AI時代の判断品質、内部通報、管理職ガバナンスに接続します。
組織ガバナンスは単なる危機管理ではなく、競争優位性と企業価値を高める「戦略」です。

ハラスメント、組織摩擦、バーンアウト、不正、離職--企業で発生する多くの問題は、個人の資質だけで発生しているわけではありません。
その背後には、

  • 情報が歪む
  • 異論が消える
  • 管理職が疲弊する
  • 評価が偏る
  • 責任が曖昧になる
  • 摩擦が蓄積する

といった、組織構造上の問題があります。
当社は、これらを「心理社会的リスク」として捉え、心理社会的職場環境(Psychosocial Work Environment)を、ガバナンス構造として改善・実装するアドバイザリーを提供しています。

組織構造と心理社会的リスクの関係

当社の中核テーマ

心理社会的リスクマネジメント × ガバナンス

国際基準における心理社会的リスクとは、「労働の設計・管理、組織的・社会的文脈において、労働者の心理的・物理的健康に精神的または身体的な危害(ストレス、燃え尽き症候群、ハラスメント、うつ病等)を及ぼす可能性のある要因」と定義されます。
これは個人のメンタルの脆弱性を指すのではなく、「職場環境の構造的欠陥」を指す客観的なリスク概念です。

心理社会的ガバナンスとは、「心理社会的リスク(PSR)」を、個別の労務トラブルや個人の健康問題としてではなく、取締役会および経営陣が説明責任(アカウンタビリティ)を負うべき『全社的経営リスク(エンタープライズ・リスク)』として位置づけ、組織的に統治(ガバナンス)するための体系的枠組みです。
単なる「従業員への配慮(ウェルビーイング施策)」ではなく、「法適合の保証、人的資本の防衛、サステナビリティ開示」と一体化した統治機構を意味します。

当社は、心理社会的リスクを、感情論・個人論・属人的対処ではなく、「統治構造の課題」とし、当社独自の「7×7 Governance Architecture™(7×7ガバナンス・アーキテクチャ)」を用いて、心理社会的安全構造を分析・設計・実装し、健康的な心理社会的職場環境を整備します。

心理社会的ガバナンスの価値連鎖

現在、世界では、

  • ISO 45003
  • ILO190
  • ESG
  • 人的資本経営
  • Human Rights Due Diligence
  • Well-being
  • Decent Work

などを通じて、「心理社会的職場環境」が、企業価値・サステナビリティ・ガバナンスと直結するテーマになっています。
当社は、この潮流を、日本企業における“実装”へ落とし込みます。

健康的な心理社会的職場環境整備に対する当社の介入領域

当社は、ILOが示す「心理社会的職場環境」の考え方を踏まえ、心理社会的リスクを個人問題ではなく、「仕事」「管理・業務体制」「組織方針・制度」によって形成される職場環境の問題として捉えています。そのため、ハラスメント対策、燃え尽き症候群対策、管理職支援、人的資本、AI導入対応などを、個別施策としてではなく、職場環境整備として統合的に支援します。

健康的な心理社会的職場環境とは

① 職務(Job)への介入

「仕事そのもの」の設計を見直す

ILOは、業務量・職務要件・自律性・労働時間など、仕事そのものの設計が心理社会的リスクへ影響すると整理しています。
当社は、以下の支援を行います。

業務負荷・燃え尽き症候群対策

  • 管理職・特定人材への負荷集中分析
  • 感情負荷(emotional overload)の可視化
  • 長時間労働・常時接続の構造分析
  • 「見えない業務」の棚卸し
  • 過密スケジュール・過剰会議の削減支援
  • 業務優先順位設計
  • 「抱え込み構造」の見直し

自律性・裁量設計

  • 現場裁量と承認プロセスの見直し
  • AI導入後の「人間側の判断領域」再設計
  • マイクロマネジメント(過剰管理)分析
  • 自律性不足による心理的負荷分析
  • 指示待ち構造の改善

職務明確化

  • 役割・責任の明確化
  • 「何を期待されているのか」の整理
  • 管理職の責任過多状態分析
  • 「曖昧業務」の整理
  • 職務境界の再設計

役割ガバナンス

労働時間・回復支援

  • 「つながらない権利」整備支援
  • 深夜・休日連絡運用見直し
  • 回復時間(recovery time)確保支援
  • テクノストレス分析
  • ハイブリッドワーク運用設計

② 職場における管理・業務体制への介入

「運営の仕方」を改善する

ILOは、役割の明確さ、参加・協議、コミュニケーション、支援体制、ハラスメント防止などを、心理社会的職場環境の重要要素として整理しています。
当社は、以下の支援を行います。

管理職ガバナンス支援

  • 管理職個別面談
  • difficult conversation支援
  • 判断基準統一
  • 管理職燃え尽き症候群分析
  • 心理的負荷(emotional load)分析
  • 管理職役割再設計
  • 管理職AIリテラシー支援

管理職ガバナンス

ハラスメント・組織摩擦対策

ハラスメント・PSR予防構造設計アドバイザリー

ハラスメント・PSR再発防止構造設計・実効性アドバイザリー

コミュニケーション・異論提出支援

内部通報(Speak-Up)ガバナンス

情報ガバナンス

AI・デジタル管理への対応

  • AI監視リスク分析
  • algorithmic management分析
  • AI評価透明性支援
  • AI利用ルール策定
  • AI依存防止支援
  • AI時代の判断品質支援

AIガバナンス

③ 業務を規定する広範な方針・慣行・手段への介入

「制度・統治・組織原理」を整備する

ILOは、評価制度、人事制度、AI利用、労働時間方針、透明性、公正性などを、心理社会的職場環境を形成する重要要素としています。
当社は、以下の支援を行います。

人的資本・ESG支援

  • 人的資本リスク分析
  • Social KPI設計
  • 燃え尽き症候群・離職シグナル分析
  • 管理職疲弊分析
  • ESG接続支援
  • 統合報告書向け整理
  • 心理社会的リスクの取締役会報告支援

評価・人事制度支援

  • 数値偏重評価分析
  • 評価不信分析
  • AI評価の透明性支援
  • 評価基準明確化
  • 「成果のためなら何でも」構造分析
  • 不公平感分析
  • 管理職評価設計見直し

評価ガバナンス

組織統治・ガバナンス支援

意思決定ガバナンス

監督保証ガバナンス

AI・デジタル化方針支援

  • AIガバナンス設計
  • アルゴリズム・アカウンタビリティ支援
  • 人間による監視・監督(Human Oversight)設計
  • デジタル監視方針整理
  • AI倫理ガイドライン策定
  • AI時代の人的補完設計

AIガバナンス

入口は、現場で起きている“痛み”

企業では既に以下のような問題が健在化しています。

  • ハラスメント
  • 管理職疲弊
  • 離職
  • 組織不和
  • 1on1機能不全
  • 評価不満
  • バーンアウト
  • カスハラ
  • 内部通報
  • 就活セクハラ

当社は、これらの“痛み”を入口に、「7×7 Governance Architecture™|7×7ガバナンス・アーキテクチャ」を用いて、健康的な心理社会的職場環境を整備し、組織判断品質の改善へ接続します。

実装OS:7×7ガバナンス・アーキテクチャ™

心理社会的リスクを、構造として可視化する

7×7×7アーキテクチャのガバナンス図
当社独自の「7×7 Governance Architecture™(7×7ガバナンス・アーキテクチャ)」は、組織問題を、感覚ではなく構造として分析し統治するフレームワークです。

企業の利益や競争力は、戦略だけで決まるものではありません。それを実行する組織の意思決定環境によって大きく左右されます。
情報が歪む、異論が出ない、責任が曖昧、評価が偏る――こうした条件が重なると、組織判断の質は低下し、ハラスメント、不正、内部摩擦、管理職機能不全といった問題が繰り返し発生します。
7×7×7組織ガバナンス・アーキテクチャは、こうした判断歪みを生む7つの構造条件と、統治を調整する7つの設計レバーを体系化したフレームです。
ガバナンスは、正しい判断、優れた意思決定を生み、その品質が企業価値を高めます。

心理社会的安全構造を実装する「7×7ガバナンス・アーキテクチャ」

主な対象企業

  • 人的資本経営を推進する企業
  • 上場企業・上場子会社
  • IPO準備企業
  • ESG対応企業
  • グローバル基準対応企業
  • 管理職課題を抱える企業
  • ハラスメント・摩擦・離職に悩む企業

Strategic Integrity

戦略的インテグリティ

戦略的インテグリティ・モデルの概要
戦略的インテグリティとは、倫理や法令遵守、統治を企業価値創造の戦略として位置づけ、組織摩擦や不祥事リスクを制御することで、持続的な競争優位を生み出す経営原理です。
つまり、心理社会的リスクを管理し、組織摩擦の低減や人的資本の維持、CSRの推進を図ることは、意思決定速度・品質及び企業ブランドの向上につながり、企業価値を高めるという考え方です。

Strategic Integrity が目指すもの

  • ハラスメントが起きにくい組織
  • 管理職が潰れない組織
  • 異論が消えない組織
  • バーンアウトを放置しない組織
  • 正しい判断が積み上がる組織

それは単なる「優しい会社」ではありません。
強く、静かで、歪みにくい組織です。

戦略的インテグリティ|Strategic Integrity

提供するのは、説明可能な統治構造です。

ハラスメントも、摩擦も、バーンアウトも、「個人の問題」として終わらせません。
当社は、心理社会的リスクマネジメントを、組織ガバナンスとして設計・実装します。