建設業を取り巻く状況
建設業の就業者は減少傾向にあり、高齢化も進み、若手人材の不足は建設産業の未来に暗い影を落としています。
若い担い手を確保するには、少子高齢化対策などの社会全体の課題解決はもちろんのこと、建設産業特有の3Kイメージ・ブラックイメージを改革することが急務です。
下表をご覧いただきますと、建設業に触れる機会のある若者は、建設業に対して悪いイメージよりも良いイメージを持つ傾向にあることがわかります。
学生や子どものうちから、出張授業や現場体験会などにより建設業に触れる機会をつくり、ものづくりの魅力や自分の関わった建設物が後世に残る喜びなどを伝える努力を続けることが、担い手確保に有効と考えられます。
学生(工業高校3年生)の建設業に対するイメージ
建設業に触れる機会あり | 建設業に触れる機会なし |
---|---|
|
|
(資料出所)
国土交通政策研究所「国土交通分野の将来見通しと人材戦略に関する調査研究」(調査期間:平成28 年12月~29年1月)
注)全国の工業高校(263 校)の土木建築系学科の3年生が調査対象。
注)「建設業に触れる機会」とは、建設会社社員などによる出張授業、現場実習、 現場見学会、インターンシップ等を指す。
建設産業に強い当社がフルサポート
丁寧なヒアリング等に基づき現状を分析し、総合的対策とピンポイントな対策、長期的取組と短期的取組を、効果的なスケジュールで計画に盛り込み、クライアント企業様と共同体で取組を進めます。
課題例)「離職率が高い」→チェック→ご提案例
□時間外労働が月45時間を超えている □完全週休二日制にはなっていない |
---|
業務改善に取り組み、長時間労働を改善しましょう |
□業務や情報を共有し助け合うという雰囲気ではない □度々パワハラが問題になっている |
適切なコミュニケーションを活性化し、パワハラを防ぎましょう |
□先輩が後輩に仕事を教える仕組みが整っていない □入社後3か月以上経過しても雑務しかさせていない |
段階に応じた人材育成プログラムを整え、丁寧に育てましょう |
□肉体労働が多く、非常に体力を消耗する □労災事故や熱中症などの発生が多い |
安全管理対策を徹底し労災事故や健康被害を防止しましょう |
□人事評価の基準が整っていない □定期的な人事面談を行っていない |
評価制度を整え基準を明確化・周知し、面談等でキャリアパスを共有しましょう |
□人件費の削減に取り組んでいる □自立したり家庭を持ったりできる給料ではない |
賃金・労働時間・環境等を改善し従業員満足度を高めましょう |
□事務所やトイレが汚くて、快適とは言えない □タバコの臭いが事務所に染み付いている |
整理整頓清掃清潔を徹底し、照度・温度・湿度等を調整し、心地よい空気をつくりましょう |
ケンズプロがサポートします
離職防止のカギを握る「ハラスメント防止策」
建設産業のパワハラ対策
「体育会系」「ガテン系」のイメージが根強く、また実際にその特徴を残している企業様も多く、若者が離職する最大要因の一つとなっています。厳しい指導が必要なときも確かにありますが、人格を否定することは必要な厳しさとは異なりますし、怒鳴られることに不慣れで育って来た若者たちが反発し定着しなければ、いつまでも人材が育たず、数的にも質的にも人材不足が解消されません。企業の技術を守るためにも、労災から命を守るためにも、常に「育てる意識」で大切に指導することが求められます。
建設産業のセクハラ対策
いまだ完全なる男性社会となっている建設産業ですが、少しずつ女性入職者が増え、現場に多様性が生まれつつあります。しかしまだまだ女性部下の存在に不慣れな男性たちは、セクハラをするどころか、腫れ物に触れるように慎重に恐る恐る近づいたり話しかけたり遠ざかったり逃げたりする毎日です。一方で、女性と働くという状況に舞い上がってしまい、デリカシーのない不適切な言動で女性たちや職場の仲間たちを凍りつかせる方も一部には見受けられます。近すぎず遠すぎずの「距離感」を掴むことが、コミュニケーションで重要なことです。
好事例 動画編
北土建設株式会社様
働く方々の声や、入社後のキャリアアップ、社長のご挨拶など、PR要素が取りこぼしなくたっぷりと、バランスよく、5分間の動画に濃縮されています。
好事例 ウェブサイト編
株式会社中川建設様
森林の美しい中川町の景観にとけ込んだグリーンベースのデザインから、地域に密着し社会に貢献する企業理念が伝わります。
社員さんや現場の写真がふんだんに掲載され、社内の雰囲気や入社後の働き方をイメージでき、就職を検討している方々に安心感を与える採用情報ページです。
企業のことだけでなく、自然豊かな中川町の魅力も写真付きで発信されています。
好事例 冊子編
株式会社構研エンジニアリング様
道路・橋梁・防災・河川・環境・地質調査の建設コンサルタント、株式会社構研エンジニアリング様は、冊子を活用されています。
建設産業セミナー
北海道建設部様主催:
「(TouTube配信)建設産業情報発信・育成方法習得研修会」
ケンズプロがサポートします