心理社会的リスク評価

Psychosocial Risk Governance Assessment

心理社会的リスクは、従業員個人の問題ではなく、業務設計、組織運営、意思決定、評価制度、人間関係などに起因する組織リスクです。欧州、オーストラリア、ISO45003等の国際基準では、企業に対し心理社会的リスクの特定・評価・管理が求められています。
当社の心理社会的リスク評価は、ハラスメント、組織摩擦、離職、休職、長時間労働、不正等のシグナルを起点に、組織内に潜在する心理社会的危険源と構造要因を可視化するサービスです。単なるアンケート調査ではなく、7×7ガバナンス・アーキテクチャによる構造分析を通じて、リスクの発見から改善設計までを支援します。

背景

近年、企業価値を毀損する事象の多くが、心理社会的リスクに起因しています。

  • ハラスメント
  • メンタルヘルス不調
  • バーンアウト
  • 組織不和
  • 離職
  • 内部不正
  • コンプライアンス違反

これらは個人の問題として扱われがちですが、国際的には、「組織・システムが生み出すリスク」として捉える考え方が主流になっています。
国際的には、業務負荷、役割の曖昧さ、支援不足、公正性の欠如、組織変更管理の失敗などを「心理社会的危険源(ハザード)」として管理対象に位置付けています。
当社は、7×7ガバナンス・アーキテクチャによる構造分析を通じて、リスクの発見から改善設計までを支援します。

アプローチ

Step1:心理社会的リスクの把握(心理社会的危険源|Psychosocial Hazards)

以下の領域を評価します。

  • 業務要求
  • 役割明確性
  • 支援体制
  • 情報共有
  • 意思決定
  • 評価制度
  • 組織風土
  • ハラスメントリスク
  • 組織摩擦
  • 管理職機能

Step2:7×7ガバナンス・アーキテクチャによる構造分析

リスクを以下の構造要因に分類します。
ハザードの原因を構造レベルで特定する段階です。

  • 情報の歪み
  • 異論の消失
  • 権限責任の曖昧
  • 評価目標の偏り
  • 業務設計の過負荷
  • 組織摩擦の蓄積
  • 規範の劣化

Step3心理社会的リスク評価

  • 何が
  • どのくらいの頻度で
  • どのくらい重大な影響を与えるか

を評価します。
<例>

ハザード 発生可能性 影響度
業務過多
ハラスメント
役割不明確

当社独自基準「Kenspro Standard(KS)」に基づく評価

当社の心理社会的リスク評価は、ISO 45003やILOの考え方を参照しつつ、企業の実務において発生しやすいリスク事象と、その背景にある組織構造を体系化した当社独自の評価基準に基づいて実施します。
ハラスメント、離職、休職、長時間労働、不正、事故、組織不和といった組織シグナルを起点に、情報共有、意思決定、役割設計、評価制度などの統治構造を分析し、表面的な症状ではなく、根本要因の特定と改善優先順位の明確化を支援します。
単なる従業員満足度調査やストレス把握に留まらず、「なぜその問題が発生するのか」「経営として何を改善すべきか」を可視化することを目的としています。

心理社会的リスク評価基準|KS-PSR

Step4:心理社会的ガバナンス設計

改善策を、7つの統治レバーに整理し、優先順位付きで提示します。

  • 役割設計
  • 意思決定設計
  • 情報設計
  • 評価設計
  • 人材設計
  • 監督保証設計
  • 是正学習設計

料金

ライト診断

50万円〜

  • 経営層ヒアリング
  • 既存資料レビュー
  • 簡易リスク評価
  • 報告(90分)

標準診断

100万円〜

  • 従業員アンケート
  • 管理職ヒアリング
  • フォーカスグループ
  • 77アーキテクチャ分析
  • 改善提言書
  • 報告

詳細診断

200万円〜

  • 全社診断
  • グループ比較
  • 管理職分析
  • フォーカスグループ
  • 現場観察
  • リスクマップ作成
  • 改善ロードマップ策定
  • 3か月伴走支援

効果

1. リスクの可視化

見えない組織リスクを定量・定性の両面から把握できます。

2. ハラスメント・不正の予防

発生後対応ではなく、発生要因への先回りが可能になります。

3. 離職・休職の抑制

心理社会的リスクの高い領域を特定し、重点改善できます。

4. 管理職機能の強化

管理職に過度に依存する組織から、仕組みで支える組織へ移行できます。

5. 説明責任への対応

人的資本経営、コーポレートガバナンス、サステナビリティ開示等において、組織リスク管理の説明力が向上します。

結論

心理社会的リスクは、人の問題ではなく、組織の設計課題です。
ハラスメント、離職、不正、休職といった結果だけを追い続けても、本質的な改善にはつながりません。
重要なのは、組織内に存在する心理社会的危険源を把握し、その背後にある構造要因を特定し、統治の仕組みとして改善することです。
当社は、心理社会的リスク評価を起点に、心理社会的ガバナンスの構築までを支援します。

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セルフ診断

資料
「組織問題シグナル・セルフ診断」(PDF)
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