セクシュアルハラスメント研究のストーリー

物心ついた頃から、都合の良い言葉で性的好奇心や欲求を満たそうとする大人たちへの疑心を抱いていました。
あるいは、大人たちの効率化のために、子どもの性的尊厳が侵害されることへの憤りも、小さいながらに感じていました。

芸能界でよく聞かれる、「女優魂」「体当たり演技」「プロなら受け入れるべき」「(拒否すれば)プロ失格」という圧力にも、早い時期から嫌悪感を募らせていました。
もっともらしい言葉でカモフラージュされた「搾取」でしょう。

職場は、プロフェッショナルが集う場です。
セクハラは、プロとしての尊厳を侵害する行為です。
「あなたをプロとして見ていません、認めていません」「私的・性的対象として認識しています」と見下すメッセージであり、受け手にとっては屈辱です。

「何でもセクハラって、窮屈だ」
「ノリが悪い、面白みのない人だ」
「空気を読め」
といった言葉で圧力をかけ、同調するしかない空気をつくり、操ろうとする。
社会は未だにアンフェアです。

しかし少しずつ、進化してきています。
セクハラをする人が、罰せられる社会になってきました。

一方から見れば、「窮屈な世の中になった」。
としても、反対側から見れば、「やっとセクハラと言える世の中になった。以前は窮屈だった」のです。
誰かの犠牲の上に、自由奔放で性的境界線を持たない緩い文化が築かれていたのです。

まだまだ、フェアとは言い難い社会です。
プロがプロとして正しく評価され、真の実力を発揮し、誰にも支配されることなく働ける社会を築きたいと願っています。

投稿者

新田 和代
新田 和代
株式会社ケンズプロ代表取締役/社会保険労務士/行政書士