不正とハラスメントを止める“検知装置”を機能させる
内部通報制度の実効性強化とは、公益通報者保護法に基づく体制整備にとどまらず、通報受付から調査、経営判断、再発防止までの一連の運用を機能させる取り組みです。 規程や窓口の設置だけでは、不正やハラスメントの早期是正にはつながりません。通報が握り潰されない構造、報復を防ぐ設計、経営に確実に届く判断フローを整えることで、内部通報制度を「形式」から「統治の実装」へと転換します。
なぜ今、内部通報制度の実効性が問われるのか
- 通報がほとんど来ない
- 窓口担当者が孤立している
- 調査プロセスが属人的
- 経営への報告ラインが曖昧
- 処分で終わり、再発防止が設計されていない
内部通報制度は、単なるコンプライアンス機能ではなく、組織の初期検知装置です。
法的背景として、公益通報者保護法 の改正により体制整備義務が明確化されています。しかし、真に問われるのは“実効性”です。
支援内容(三段階)
第1段階|内部通報制度 実効性診断
期間
4〜6週間
内容
- 内部通報規程・就業規則の確認
- 通報受付〜調査〜報告フローの検証
- 通報対応従事者のヒアリング
- 守秘義務・報復防止設計の確認
- 実効性リスクの特定
成果物
- 実効性評価レポート
- 構造課題一覧
- 優先改善ロードマップ
目的:問題を個人対応から構造課題へ転換する。
第2段階|通報対応体制・調査設計支援
期間
2〜3か月
内容
- 通報対応体制の再設計
- 調査プロセス標準化
- 証拠保全・記録管理ルール整備
- 経営報告ライン設計
- 再発防止設計の接続
成果物
- 通報対応ガイドライン
- 調査設計フロー図
- 経営報告基準書
目的:通報を“受ける”制度から“機能する”制度へ。
第3段階|通報制度 運用高度化支援
期間
3〜6か月
内容
- 通報対応会議設計支援
- ケースレビュー伴走
- 窓口担当者支援
- 初年度運用レビュー
成果物
- 運用ガイドライン改訂版
- 会議設計テンプレート
- 実効性検証報告書
目的:制度ではなく、統治機能を定着させる。
想定対象企業
- ハラスメント相談が増えている
- 不正リスクを抑えたい
- 通報制度が形骸化していると感じる
- 経営が初動判断に不安を持っている
企業の経営層・人事責任者・コンプライアンス責任者。
本支援の特徴
- ハラスメント・不正事案対応の実務知見を前提に設計
- 診断だけで終わらず、運用定着まで伴走
- 経営判断プロセスまで設計
- 制度整備と再発防止を分断しない
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 内部通報制度の実効性とは何ですか?
実効性とは、通報が適切に受理され、調査され、経営判断につながり、再発防止まで実装される状態を指します。規程整備だけでは不十分です。
Q2. 公益通報者保護法への対応だけでは足りませんか?
法令対応は最低条件です。実務上のリスクは、握り潰し・報復・調査不全など運用面にあります。実効性強化は統治強化そのものです。
Q3. 通報がほとんど来ません。それでも診断は必要ですか?
通報ゼロは安全の証明ではありません。心理的安全性や報告ラインの不全が原因である可能性があります。
Q4. 小規模企業でも対象になりますか?
主対象は100〜1000名規模ですが、それ以下でも以上でも、構造的課題があれば対応可能です。
Q5. 診断のみの依頼は可能ですか?
可能です。実効性診断フェーズのみで終了することもできます。
お問い合わせ・ご相談
お問い合わせ・ご相談はこちらから。
新聞掲載

内部通報制度・相談窓口の機能向上について取材を受け、北海道新聞に記事が掲載されました。
→ 詳細
