判断が歪まない組織構造の実装支援
実務の現場で繰り返されるハラスメントや不正事案の多くは、権限配置、意思決定プロセス、牽制機能の不備といった「組織構造の歪み」から生じています。本サービスは、ハラスメント予防と不正予防を一体で捉え、内部通報制度、役職定義、判断フローの設計などを通じて、問題が起きにくい組織構造を実装するアドバイザリーです。形式的なコンプライアンス整備ではなく、現場の判断が歪まない状態を組織に定着させることを目的としています。
本サービスの位置づけ
ハラスメント対策や不正対策は、多くの企業で個別に講じられています。
しかし、実際には両者は同じ判断構造の歪みから生じるケースが多く、対策を分断しても再発を防ぎきれないのが実情です。
本サービスは、
- ハラスメント
- 不正・不適切行為
- 不祥事の芽
を同一の構造課題として捉え直し、予防の段階で組織構造に手を入れることを目的としています。
対応領域
ハラスメント予防
- 管理職の役割・責務の再定義
- 指導とハラスメントの線引きの構造化
- 相談・通報が機能する体制設計
- 現場での「グレーな判断」の是正
不正・不適切行為の予防
- 権限集中・ブラックボックス化の解消
- 牽制・チェックが働く業務プロセス設計
- 内部通報制度の実効性評価と再設計
- 「結果至上主義」による逸脱の構造的是正
本サービスの特徴
1.行為ではなく「判断構造」への介入
ハラスメントや不正を「やってはいけない行為」として列挙するだけでは、実務上の判断の歪みは是正されません。本サービスでは、どの局面で判断が歪みやすいのかを可視化し、判断プロセスそのものを再設計します。
2.制度設計にとどまらない「実装」支援
規程やマニュアルの整備にとどまらず、実際の業務フロー・役職運用・会議体・承認プロセスに落とし込み、現場で機能する状態まで伴走します。
3.ハラスメントと不正を横断する構造設計
両者を別テーマとして扱わず、「物申せない風土」「閉鎖性」「上からの押しつけ」といった共通の構造要因に着目し、横断的に是正します。
具体的な支援内容(例)
- 組織・業務プロセスの構造診断
- 権限配置・承認フローの再設計
- 役職定義書・職責整理
- 内部通報制度の実効性評価・改善提案
- ハラスメント/不正予防の統合フレーム設計
- 経営層・管理職向けの構造理解セッション
このような企業に適しています
- ハラスメント対策は行っているが、再発が止まらない
- 不正・不適切行為のリスクを感じているが、何から手をつけるべきか分からない
- 内部通報制度が形骸化している
- 権限が特定の役職者に集中している
- 組織の判断が属人的になっている
- 将来的な不祥事リスクを構造的に潰しておきたい
進め方(基本ステップ)
- 現状構造の可視化
組織図・業務フロー・意思決定プロセスの整理 - 判断が歪むポイントの特定
権限集中・牽制不全・曖昧な役割の洗い出し - 構造設計・改善案の提示
制度・プロセス・役職定義の再設計 - 現場実装・定着支援
運用への落とし込み、フォローアップ
共通FAQ(ハラスメント × 不正 統合版)
Q1.ハラスメント対策と不正対策は、別々に取り組むべきではないのですか。
A.実務上は別テーマとして扱われることが多いですが、発生の背景には「物申せない風土」「権限集中」「牽制不全」といった共通の構造要因があります。構造を分けて対処すると再発防止が部分最適にとどまりやすいため、本サービスでは統合的に設計します。
Q2.すでに就業規則やコンプライアンス規程は整備していますが、意味はありますか。
A.規程整備は重要ですが、実務上は「規程はあるが運用されていない」「判断が属人的に行われている」ケースが少なくありません。本サービスは、規程を“機能させる構造”に落とし込む点に主眼を置いています。
Q3.不正が実際に起きていなくても、導入する意味はありますか。
A.不正は顕在化した時点で企業に大きなダメージを与えます。多くの場合、「起きていない」のではなく「まだ表に出ていない」だけです。予防段階で構造に手を入れることが、最もコストの低いリスク対策です。
Q4.小規模企業でも対象になりますか。
A.はい。むしろ小規模企業ほど、権限集中や牽制不全が起こりやすく、ハラスメントや不正が構造化しやすい傾向があります。企業規模に応じた現実的な設計をご提案します。
Q5.弁護士や監査法人の支援とどう違いますか。
A.法的判断や監査は重要ですが、本サービスは「判断が歪まない構造」を組織に実装する点に重点を置いています。法務・監査と競合するのではなく、経営・組織設計の側面からの補完的支援という位置づけです。
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- 初回は概要ヒアリングとご説明のみ行います(守秘前提)
- 事案の詳細開示は不要です
- 「今が対象か分からない」という段階でも構いません
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主なサービス領域
採用力強化・採用品質改善アドバイザリー
判断の質から、選ばれる企業へ。
私たちは、採用・配置・マネジメント・対応を貫く〈判断の構造〉を整えることで、採用力そのものを底上げします。
ハラスメント・不正発生時対応/全体設計アドバイザリー
ハラスメントや不正事案は、単なる「問題対応」ではありません。
調査、処分、個別指導、再発防止、開示。
それぞれが独立して進むと、判断の整合性が失われ、結果として企業の信頼を損ないます。
当社は、これらが一つの判断として成立するよう設計に関与します。
ハラスメント・不正再発防止/統治実装アドバイザリー
ハラスメント・不正事案対応の「次に何を判断すればいいか」が分からなくなった企業へ。
事実確認と処分の後に残る、再発防止という“経営判断”を、統治構造として社内に実装します。
また、その一環として、判断基準の設計及び文書化を支援します。
ハラスメント加害者・行為者個別指導研修|再発防止プログラム
当社の個別指導は、感情的なケアや精神論、制裁や矯正やを目的としたものではありません。
法令・行政指針・判例を踏まえ、
- なぜ問題となるのか
- どの行動がリスクとなるのか
- 再発防止として何を求めるのか
を、対象者の立場・影響力に応じて整理します。
※本サービスは、全体設計の一部として位置づけられます。
組織ガバナンス・アドバイザリー
― 組織ガバナンス実装アドバイザリー ―
就業規則や評価制度といった個別施策を並べるのではなく、それらが実際に機能し、判断の一貫性と信頼を生む状態を組織に実装する長期顧問サービスです。
制度整備、運用の有効化、経営判断への助言を通じて、ステークホルダーから「ちゃんとしている会社」と評価される統治構造を構築します。
内部通報制度・実効性診断アドバイザリー
内部通報制度を「形式」から「実効」へと転換し、組織ガバナンスを強化するための実務的アドバイザリー。
人的資本経営・情報開示支援
人的資本に関する取り組みは、制度の導入ではなく、判断と姿勢の積み重ねとして評価されます。
当社は、ハラスメント対応や人材施策が、開示・説明に耐える形で整理されているかという視点から、助言・設計支援を行います。
ビジネスと人権/人権デューディリジェンス
人権対応は、形式的なチェックリストでは成立しません。
企業活動の中で、どこにリスクがあり、どのような判断が求められるのか。
当社は、実務として機能する人権対応を前提に、判断設計に関与します。
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