セクハラの被害を受けたら

毅然と「No!」と拒絶する

「拒絶しない=同意≑喜んでいる」と信じるポジティブな男性には、はっきり示してあげなければ、彼は一生続けるでしょう。
彼は、良かれと思ってその言動を繰り返しているのかもしれません。
早めに教えてあげることは、無知で無神経な善意の加害者を救ってあげることにもなります。

拒絶できないときは、聞こえないふり

でも、Noと言うのには勇気が必要です。
拒絶すること自体が大きなストレスになるなら、相手にしないことです。
お勧めはしたくありませんが、笑顔でかわすのが自衛になるなら、その場しのぎならばそれでも良いでしょう。
自分の心と身を守ることが第一です。
ただ、笑顔でかわすと、「喜んでいる」「これが良いコミュニケーションだ」と彼は学習してしまいますので、続く恐れがあります。

信用できる誰かに相談

一人で悶々と悩んでいると、どんどんネガティブになっていきます。
自分を責めたり、人間不信になったり、引きこもりがちになったり・・・体調を崩してしまいます。
誰かに愚痴を聞いてもらったり、アドバイスをもらったり、他の人の対処方を教えてもらったりすることで、良い方向に進むことがあります。
ただし、セクハラはとてもデリケートな問題です。
聞き手の経験値や性格によっては、「自慢?」「うぬぼれじゃない?」「あなたも悪い」と、逆に責められてしまうことが高い頻度で生じます。
すると、セクハラを受けただけで傷ついている心が、ますます深くえぐられ、修復不能なほどになってしまうかもしれません。
相談相手は慎重に選ぶべきです。

会社の相談窓口に相談

職場のセクハラを防ぎ解決するのは、会社の義務です。
ゆえに被害を受けた際は、会社にセクハラの事実を知らせ、解決を促さなければなりません。
「会社は知らなかった」という言い逃れをさせないためです。
相談する際は、自分の発言と相談担当者及び会社の対応を逐一細かく記録することが大切です。
ボイスレコーダーなどで相談対応を録音しておくのも賢明でしょう。

会社が何もしてくれないなら労働相談センターや弁護士に相談

会社に相談したのに何もしてくれないとき、会社に相談するのも怖いときには、外部の専門機関に相談しアドバイスを受けたり、自分の代わりに会社に働きかけてもらうなど、自分が会社と直接対峙しない方法を選択することができます。
このとき、事実関係や会社の対応などを整理した記録物を提示するようにすると、より有意義になります。

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株式会社 ケンズプロ
株式会社 ケンズプロ
ケンズプロは、パワハラ・セクハラ・ペイハラ・カスハラ等ハラスメント対策や女性活躍推進、採用ブランディングなどを支援する人事コンサルティング会社です。