人材サービス大手のアデコが、平成元年に新卒で入社した社会人1,000名(男性:524名、女性:476名)を対象に、平成時代に関する調査を行い、その結果を発表しています。
これによると、平成時代を通じた職場での変化でもっとも印象に残っていることは 「インターネットの普及によって仕事のやり方が変わった」で、次いで「職場が禁煙になった」でした。
公表された結果の概要は、以下の通りです。
【平成元年新卒入社の社会人1,000人を対象にした調査結果の概要】
- 平成元年新卒入社の社会人が、平成時代における職場での変化でもっとも印象に残っていることは、「インターネットの普及によって仕事のやり方が変わった」こと。次いで、「職場が禁煙になった」だった。
- 平成時代に起こった出来事でもっとも印象に残っていることは「東日本大震災」、次いで「阪神・淡路大震災」と、震災が記憶に強く残っていた。
- 勤務形態の柔軟化、子育てや介護と仕事の両立、有給休暇の取得のしやすさ、ハラスメントの減少など、働き方や職場環境は平成の30年間を通して改善したと考えていた。
- 一方、退職金制度や手当など、会社から提供される福利厚生は悪化したという考えが多くを占めた。
平成は、なんといっても自然災害の多い時代であったという意識が、調査結果にも表れています。
また、仕事の面では、インターネットの普及によってあらゆる業種でパソコンが必須のものになった一方、健康に対する意識の高まりや昨今の働き方改革への社会的な取組みを反映して、職場環境の改善が進んだという回答も多かったようです。
ただ、退職金や福利厚生など、お金にからむ部分では悪化したと答える人が多い結果となりました。
【アデコ「平成元年新卒入社の社会人1,000人を対象にした調査」】
https://www.adecco.co.jp/about/pressroom/investigation/2019/0306/
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