パワハラ防止研修
パワハラ防止研修の必要性
厚生労働省が平成29年に公表した「職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書」(平成28年度)によりますと、働く方々は、パワハラについて、以下のようなことを知りたいと望んでいます。
- パワハラを受けたときの対応の仕方
- パワハラになる行為とならない行為の違い
- パワハラにならない指導法、接し方、等
パワハラへの社会的関心が定着した現代、これら「知りたいこと」は、既に「知っていなければならない常識」となっています。
知らなかったでは済まされません。
ケンズプロのパワハラ防止研修では、受講される方々が「知りたい」「知っててよかった」ことから、「知らなければならないこと」まで、広く深くお伝えします。
パワハラ防止研修を通じて共通認識を持つことが大切
ハラスメントや倫理違反は、人それぞれで認識にギャップがあるために起きてしまうものです。
Aさんにとってはセクハラでも、Bさんにとってはコミュニケーションだったり、Cさんにとっては必要な指導でも、Dさんにとってはパワハラと感じられたり・・・
自分にとっての「常識」が他人にとっては「非常識」だったり・・・
10年前までは推奨されていた行為が、現在は禁じられた行為になっていたり・・・
ハラスメント問題の根底にあるのは、悪意ではなく、知識不足、認識のズレ、意識希薄、勘違いです、
こうしたズレを少しでも埋めるには、パワハラとは?してはいけない行為とは?加害行為をしたらどんな罰を受けるの?被害を受けたらどうすればいい?など、認識を社内で共有しておくことが非常に重要で有効です。
ケンズプロのパワハラ防止研修の特徴
どこまでが指導?どこまでがパワハラ?境界線の基準を示します
パワハラは、「指導との境界線がわからない」ことが、防止や解決を難しくしています。
明確に示されているものではありませんが、心得ておけばパワハラと言われる確率を大幅に減らせる「考え方」や基準はあります。
特に、「言い方」「言葉の選び方」は重要です。
「正しい指導をしているのにパワハラと言われてしまうのは、なぜ?」という方には、一層有意義な情報満載の研修です。
萎縮しないパワハラ防止対策
パワハラと言われることを恐れるあまり、上司が萎縮してしまい、必要な指導まで差し控える場面が多くなっています。
安全や経営のため、必要な指導は、毅然となされなければなりません。
「パワハラにならないように」と意識しすぎたり、パワハラ行為リストを覚えたりすることよりも、なぜパワハラ行為を不快と感じる人がいるのか、された側はどのような感情をいだき、どのような健康上の被害を受けるのか、を理解していただくことで、自然と思いやりのある言動が生まれる基礎を作ります。
人として最低限守るべき道徳(モラル)を守ること、そしてモラルある心地よいコミュニケーションを活性化させることが、職場の風通しを良くし、パワハラ防止にも近道になります。
社員の皆様で取り組むべき「萎縮しないパワハラ対策」を解説します。
指導?パワハラ?される側の心がけ
パワハラを受けたと感じた場合の対処法・行動や、目撃した方がすべきことなどを解説します。
上司が怖い、パワハラじゃないか、いや自分が悪いのかな?・・・指導またはパワハラを受ける側のモヤモヤを解消する考え方もご紹介します。
また、上司や年配者の心情、厳しい物言いになってしまう理由・背景・歴史などに触れ、部下の方々からも、寛大な心で上司の皆様へ歩み寄っていただけるようお話しします。
パワハラ防止研修プログラム例
管理職対象
パワハラを「しない」を主題に組み立てます。
- パワハラとは
- パワハラによる影響(被害者・加害者・会社・組織)
- パワハラと教育的指導の境界線〜パワハラにならない指導法のポイント
- 現在の若手人材に効く育成法
- パワハラの加害者にならないために
- 相手がパワハラと感じているときのサイン
- 職場でパワハラ問題が生じたら
- パワハラの相談を受けたら
一般職対象
パワハラを「されない・されたら」を主題に組み立てます。
- パワハラとは
- パワハラによる影響(被害者・加害者・会社・組織)
- パワハラと教育的指導の境界線
- すべての指導がパワハラではない〜ハラハラとは
- パワハラを受けていると感じたら
- 仲間がパワハラを受けていたら
- パワハラを「受けない」ために
パワハラ防止研修の料金・ご依頼等
- パワハラだけでなく、セクハラやマタハラ、ジェンハラなど、多様なハラスメントを組み合わせて研修することが可能です。
- 管理職・一般社員・人事担当者・新入社員等、対象者を属性別に区分して研修することが可能です。