「我社にセクハラはない」は、ない!
「我社ではセクハラはほとんど起きていない。だからパワハラを中心とした研修をしてほしい」とご依頼いただくことが多いのですが、そうおっしゃった翌日にセクハラ問題が勃発したり、アンケートを実施すると予想を超える被害経験件数に驚愕したりするものです。
セクハラは、被害者が声を上げづらく、セクハラに対する意識には性別差・年代差があること、密室で起こりやすいことから周囲も気づきにくいため、水面下で被害が拡大し、あるとき突然表面化します。
すべての企業が、「水面下にはセクハラがある可能性が高い」ことを想定し、パワハラだけでなく、セクハラ研修にも十分な時間を割き、理解を深め意識を高めることが大切です。
セクハラ防止研修を通じて共通認識を持つことが大切
ハラスメントや倫理違反は、人それぞれで認識にギャップがあるために起きてしまうものです。
Aさんにとってはセクハラでも、Bさんにとってはコミュニケーションだったり、Cさんにとっては必要な指導でも、Dさんにとってはパワハラと感じられたり・・・
自分にとっての「常識」が他人にとっては「非常識」だったり・・・
加害者の多くは、「悪意」ではなく、知識不足や認識のズレ、勘違いで、セクハラ行為をしています。
不足している知識を補い、ずれている認識を修正し、勘違いに気づかせる機会が必要です。
セクハラとは?してはいけない行為とは?加害行為をしたらどんな罰を受けるの?被害を受けたらどうすればいい?など、セクハラ防止研修を通じて認識を社内で共有しておくことが、非常に重要で有効です。
距離感を意識する
他人との距離感をつかめずに、無意識的にセクハラをしてしまっているケースが多くあります。
人が触れられたくない、立ち入ってほしくないと感じるパーソナルスペースには、心理的にも、身体的にも踏み込まないことを、意識していただく研修をします。
セクハラは犯罪になる
セクハラという言葉は、「ちょっとした悪ふざけ」程度のニュアンスでとらえられがちですが、セクハラ行為には犯罪行為が含まれますし、場合によっては被害者の命に関わる重大な問題です。
その重大性を認識していただき、危機意識を高めていただく研修をします。
被害者の心情を理解する
事件発覚後、加害者の多くは「合意の上だった」「好意を持たれていると思っていた」「嫌がっていなかった」と主張します。
しかし被害者は、「抵抗できなかった」「拒絶したら解雇されると思った」と訴えるものです。
セクハラ被害を受けているとき、被害者がどのような心情で、その後どれほど苦しみ続けるのかを、知っていただく機会とします。
セカンドハラスメントを知る
セクハラ被害者に対する風当たりは強く、「被害者にも非がある」「自意識過剰」「いまさら問題にするな」「そんなことくらいで」等の心無い言葉が被害者を追い詰めます。
直接の加害者だけでなく、その問題に触れるすべての人が、セカンドハラスメントの加害者になり得ます。
被害者の声を封じてはならないことを、認識していただく研修とします。
セクハラ防止研修プログラム例
- セクハラとは
- セクハラによる影響(被害者・加害者・会社・組織)
- セクハラの加害者にならないために
- セクハラの被害を受けたら
- 職場でセクハラ問題が生じたら
- セクハラの相談を受けたら
セクハラ防止研修の料金・ご依頼等
- セクハラだけでなく、パワハラやマタハラ、ジェンハラなど、多様なハラスメントを組み合わせて研修することが可能です。
- 管理職・一般社員・人事担当者・新入社員等、対象者を属性別に区分して研修することが可能です。