医師や看護師の被ばく 3割余りの医療機関で管理徹底されず(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210606/k10013070951000.html
「全国の医療機関を対象に厚生労働省が初の被ばく管理の調査を行ったところ、通常、手術や検査の際に医師らが身につける線量計を3割余りの医療機関が必要な個数を配布していないなど医療現場の被ばく管理が徹底されていない実態が明らかに」(NHK)なった、とのことです。
- 放射線を扱う手術や検査などの際は、胸や首元など体の2箇所以上に線量計をつけることが法令で決まっているが、回答を得た医療機関の33.3%が必要な個数を配布していないことがわかった。
- また、21.0%が、線量計の適正な装着のための周知などを行っていないと回答しました。
- さらに、通常は放射線を扱うエリアに入らない従業員が一時的に入る場合の被ばく測定も、15.2%の医療機関が管理していないと回答しました。
例えば、胆管などの臓器を検査する際には、装置の上部からベッドで横になっている患者に放射線が当てられますが、患者に当たった放射線は部屋の中に拡散します。
患者の回りに遮蔽するカーテンを設置しても、放射線は隙間から漏れ出し、近くにいる医師や看護師などの医療従事者は多少の被ばくを避けられないということです。
医療が高度化して手術や検査で放射線を使う機会が増える中、医師や看護師の被ばくが問題となっています。
医療従事者の被ばくリスク低減に向け、適正な管理が徹底されることが求められます。
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