早稲田大学政治経済学術院および大阪大学大学院国際公共政策研究科の研究グループは、日本国内の41年間(1974年~2014年)の自殺者約90万人の死亡時刻データを調べ、性別や年齢グループによって自殺で亡くなる曜日や時間帯が異なること、さらに、経済状況が悪化するにつれ、早朝から通勤時間にかけての中高年男性の自殺が増加することを明らかにしました。

この調査の結果、中高年男性(40歳~65歳)の自殺が月曜日の朝に集中している一方、66歳以上の高齢男性の場合には昼の12時頃に自殺で亡くなるケースが多く女性の場合も全年齢層で昼の比較的早い時間帯に自殺で亡くなるケースが多いことなど、性別・年齢グループ別に自殺リスクが高まる曜日・時間帯が明らかとなりました。

研究では、いのちの電話などの自殺予防を目的とした電話相談サービスは夜の時間帯よりもむしろ早朝から通勤時間帯にかけて相談体制を充実させる必要があることや、通勤時間帯に駅構内で見守りや声かけ活動を実施することも有効な手段と考えられるとしています。

この研究成果は2018年9月17日(月)にElsevier社「Journal of Affective Disorders」のオンライン速報版で公開されており、Volume 243: pages 366-374(2019年1月15日刊行)に掲載予定ということです。

【早稲田大学研究活動プレスリリース「中高年男性による自殺は月曜日の朝に急増」】
https://www.waseda.jp/top/news/61492

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