ハラスメント

【連合】仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2021

【連合】仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2021
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/file_download.php?id=6373

連合は、職場におけるハラスメントの実態を把握するため、「仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2021」をインターネットリサーチにより実施し、全国の20歳~59歳の有職男女(自ら起業した者や経営者、自営業者などを除く)1,000名の有効サンプルを集計し発表しました。

以下、連合が発表した資料より抜粋し掲載いたします。

結果の要点

ハラスメント対策関連法にもとづく職場の対策

  • 法で定める措置義務はいずれも低い実施率
  • 「職場でパワハラの内容・方針の明確化や周知・啓発に関して何も行われていない」40.0%
  • 「セクハラを行った者への対処方針・対処内容を規定している」は5.6%にとどまる
  • パワハラの相談窓口の整備状況 「相談窓口が設置されている」20.7%、 「相談窓口の担当者が相談に適切に対応できる体制が整備されている」は5.6%にとどまる。
  • 「パワハラ事例が起きても、職場でとくに対応がとられていない」38.0%
  • ハラスメント防止のために行われている取組 1位「各種ハラスメントの一元的な相談体制の整備」
  • 「インターンシップや求職者(就活生等)へのハラスメントに関する規定がある」6.5%

ハラスメントに関する条約や法律

  • 「ILO第190号条約の内容を知っている」8.0%、「日本のハラスメント対策関連法の内容を知っている」12.4%
  • 「日本のハラスメント対策関連法がILO条約の水準に達していないことを知っている」
  • ILO条約と日本のハラスメント対策関連法の両方を認知している人の83.3%。また、91.7%は 「日本のハラスメント対策関連法の内容をILO条約の水準にあわせたほうがいい」という意見に同意

職場におけるハラスメント

  • 「職場でハラスメントを受けたことがある」働く人の32.4%、40代男性では42.4%
  • 職場でハラスメント被害を受けた率 「パワハラ」27.6%、「セクハラ」8.5%、「マタハラ」1.7%、 「ケアハラ」2.1%、「SOGI ハラ」2.2%、「ジェンダー・ハラスメント」4.2%、「コロナ・ハラスメント」3.1%
  • 「パワハラ」は40代男性の40.0%、「セクハラ」は30代女性の16.8%が被害を受けた経験があると回答
  • 受けたパワハラの行為 「脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言などの精神的な攻撃」が43.8%、 「隔離・仲間外し・無視などの人間関係からの切り離し」が28.6%、 「私的なことに過度に立ち入ることなどの個の侵害」が23.2%
  • 受けたセクハラの行為 「性的な冗談やからかい」が44.7%、「必要ない身体への接触」が24.7%
  • 受けたジェンダー・ハラスメントの行為 「性別役割分担意識にもとづく冗談やからかい」が61.9%
  • 受けたコロナ・ハラスメントの行為 「体調不良でも休ませてもらえない」と「感染対策をしない」が22.6%、「感染したことを理由とした嫌がらせ」が19.4%
  • ハラスメント被害経験者が受けた各ハラスメントの行為者 いずれも「上司」が最多 パワハラ、セクハラ、ジェンダー・ハラスメント、コロナ・ハラスメントでは「上司」がそれぞれ70%超とダントツ ジェンダー・ハラスメントでは「先輩」が50.0%
  • ハラスメント行為者ごとの各ハラスメント発生割合 どの行為者においてもパワハラが大半を占める傾向 上司・先輩から受けることの多いハラスメントは「脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言などの精神的な攻撃」、 同僚・後輩から受けることの多いハラスメントは「隔離・仲間外し・無視などの人間関係からの切り離し」
  • 「ハラスメントを受けても誰にも相談しなかった」ハラスメント被害経験者の43.2%
  • ハラスメントを受けても誰にも相談しなかった理由
    1位「相談しても無駄だと思ったから」2位「相談するとまた不快な思いをすると思ったから」
  • ハラスメント被害が生活に及ぼす影響 ハラスメント被害経験者の56.8%が「仕事のやる気がなくなった」、 24.1%が「心身に不調をきたした」、22.5%が「仕事をやめた・変えた」と回答
2020年6月にハラスメント対策関連法が施行されてから1年が経過しましたが、依然として企業の対策は低い実施率にとどまっています。
結果にありますように、ハラスメントの被害を受けると過半数が仕事の意欲を失い、4人に1人は体調不良になったり退職又は転職したりしています。
経営の最重要要素である「人」に不調又は退職が生じるのですから、ハラスメントが経営の根幹にダメージをもたらすことは言うまでもありません。
総合的かつ積極的に取り組まれることを願います。

なんだかギスギスどんより分断された世の中にありますが、せっかく出会えた仲間です、助け合い尊重し合い優しい関係性を築いていきたいですね。

【連合】仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2021