管理者を含む全ての職員を対象に、新入職オリエンテーション、研修会等の機会を利用して定期的に実施するとともに、暴力・ペイシェントハラスメントが発生した場合にニーズに応じて実施します。
方針・方策の周知
安全管理体制に関する病院の基本方針、予防方策、安全管理対策マニュアルに示された事件発生時・事後の対応方法等を周知徹底し、職員の安全管理に対する意識を高めます。
知識習得
マニュアル等を基礎に、安全管理に関する基本的な知識を習得します。
- 暴力・ペイシェントハラスメントに関する基本的知識(暴力のメカニズム、暴力のリスク要因等)
- 暴力・ペイシェントハラスメントのリスクマネジメント
- 実態調査結果の周知
【重要】接遇研修
治療に関する説明不足や、態度や口調等の応対や未熟な技術がきっかけで発生した暴力事件もあるため、暴力・ペイシェントハラスメント発生リスクの高い状況を防止、緩和できる対人能力及びコミュニケーション能力を育成し暴力事件を防ぐ観点からの「接遇」研修を実施します。
- 不快な症状、疼痛を緩和する技術
- 敬意のこもった看護の提供
- 十分な説明と同意の確認
- 暴言や不快な態度等に対する自分の意思や要求を表明するためのトレーニング(アサーティブ・トレーニング)
実践教育
- 身体的な危機対処法(回避、護身術、抑制方法等)・・・基礎的な知識を実際に活用し課題を解決できるようにするため、実践的なトレーニングを行う
- シミュレーション研修
管理者が役割を果たすために獲得すべき
技術、能力
視野を広げ、常にアンテナを立てて現場を見渡し、適時適切に対応できるよう、知識と技能、観察眼、判断力を研鑽し続けることが重要です。
対応力
対応指針の策定や、具体的に発生した場合に的確に指示を出し対応できる
観察と察知
職員の行動面や働きぶりから、どのような様子、変化が現れたときが、ハラスメント等に悩んだりストレスを感じたりしているかを察する
的確な支援
被害を受けた職員に対し、必要な支援や助言、対応を行うことができる(カウンセリング・一時的な業務の変更免除・従業員支援プログラム等含む)
チームづくり
被害を受けた職員が安心して働いたり休んだりできる、助け合い支え会える職場環境づくりに努める
多様な対応策
事故後に専門的な治療や必要なケアが受けられる対応策を推進する
(参照)社団法人日本看護協会『保健医療福祉施設における暴力対策指針』https://www.nurse.or.jp/nursing/home/publication/pdf/guideline/bouryokusisin.pdf
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